【wrwrd】アカに染まる【男主】 (ページ7)

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そんな感じで約1年おれは革命軍の元で過ごした。
おれが危険な目に遭う事は1度もなかった。
終戦が決まった時のグルッペンの顔は本当に嬉しそうで、おれも嬉しくなった。

『リーダー、おめでとう。』
「ありがとう、お前達のお陰やで！」

いつより高いトーンで話すグルッペンは無邪気そのものだった。
他の皆もワクワクしているように見えた。

「A、城見えてきたで。」
『ほんとだ！』

あの城は革命軍と戦った正規軍の本拠地だった城だ。
今日からここが俺たちの拠点だ！と革命軍で一緒に戦った仲間たちに大きな声でグルッペンが伝えた。
皆嬉しそうだった。

「よーし、入るでー！」
「おい、俺が1番最初に入るんやぞ！！」
「あぁ！？知るかよそんな事！」
「チッスチッス」

シャオロンとコネシマの間をするりと抜けてゾムが1番最初に城内へ踏み込んだ。

「「あ！！！」」

ゾムが1番に城に入ってしまったためか、2番争いを始めた。見ていて飽きない。その間、皆は2人を無視してぞろぞろと城に入っていった。

「おい、お前らいつまで喧嘩してんねん！はよ入れや！」

毎日聞いているトントンの怒号だが、今日はいつもより優しく聞こえた。