なにわのヤンキー学校のカップル (ページ24)

今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:22,883 hit

#71 ページ24

side 丈一郎

丈一郎「流星？」

流星「あ、丈くん。どないしたん？」

お母さんの話で、顔が曇ったの俺は見逃さへんかった

大橋も、

やけど、聞いてええんか分からへん

丈一郎「やっぱなんでも無いわ」

流星「なにそれ笑」

丈一郎「よっしゃ、野球見るか！」

流星「えー、やだー」

丈一郎「見よーや！」

俺たち寮におったやん？

それって親が関係してんねん

誰もその人になにがあったか聞かへんけど

聞かへんのが暗黙のルールやねん

流星「丈くん？みぃひんの？」

丈一郎「みるみるー」

俺の話しをこれからするな

俺は昔から野球が好きやってん。

オトンが野球好きやったからその影響かな笑

でも、ある日突然、オトンがおらんくなってん

オトンは休みの時はいっつも

「丈！キャッチボールするで！」

って言ってくれた

「中学は野球部か？」

「俺よりも上手くなってへん?!」

「しっかりせな！強くなれへんで！」

褒めてくれたり、注意してくれたり、

自慢のオトンやった

オトンがおらんくなったから、キャッチボールをする相手がおらへんくなった

オカンはオトンが野球好きなのいややってん

やから、俺がオトンとキャッチボールするのも嫌がってた

中学生になって、俺は野球部に入ろう思ってん

でも、案の定オカンが入らしてくれへんかった

俺、アホやから、この中学しか行けへんかった

勉強は出来ひんけど、野球は頑張ろって思った

なのに、野球が出来ひん

俺はオカンに反抗するようになった

まぁ、理由は野球出来ひんこと、

そして、大切なオトンをオカンが消したこと

それが許せへんかった

やけど、俺がオカンを消すことは出来ひん

オトンが許してくれへんからな笑

オカンに反抗して、中学1年を終えて、

中学2年、そこで大橋と出会った

大橋は明るかった。

俺にはない物を持ってた

けど、そんな大橋も色々抱えてた

そのストレスを発散するために喧嘩をする

正直、以外やった

大橋が

「なぁ！丈くん！俺と一緒に行かへん？」

って誘ってくれた

俺はそれがめっちゃ嬉しかった。

最初は弱くて足引っ張ってた、

せやけど、何回も喧嘩するうちに強くなった

もちろんオカンは激怒

俺は家を出てしまったんや…

そこから、寮に入った

大橋もおったし、苦はなかったな

生徒会、いわゆる喧嘩の強いやつの集まりにも入れたし、

俺の過去はこんなもんかな

みんなに話せたらええんやけどね笑