4 ページ27
･
しげの部屋に着いたのは午前5時。
もう、始発出るんとちゃうん？
そんな心配をよそにコーヒーを準備して。
「で、俺に何を聞きたいんすか？」
コーヒーをひと口飲んで、俺に視線を向けた。
『.....』
言わなきゃ。そう思っても言葉が上手く出てこんくて。
「神ちゃん...？」
俺の大好きな手で頭を撫でてくれた。
やっぱり、この手が一番落ち着くや。
ちゃんと伝えよう。ちゃんと言おう。
『...しげは、俺のことほんまに好き？ってうわっ』
俺が言ったと同時に抱きしめられて、しげ腕の中。
「好きやなかった、こうやって抱きしめへんよ？」
あったかい、しげの温もり。
『...でも、淳太の事好きなんやない？』
グループで活動し始めて、俺の片思いが始まって、ずっと思ってたこと。
「まぁ、確かに...淳太は好きやけど？
こうやって、抱きしめたい。とか、キスしたいとか、守ってやりたいとか？
ずーっと、そばにおりたいって思うのは
神ちゃんだけやから」
あぁ、そんな事をしげは思ってくれてたんや。
そう思うと自分が思ってたことがバカバカしくなって。
ギューッと、しげに抱きつく。
すると、ギューッと強く抱きしめてくれるから
俺は、もっとワガママになる。
『あんまし、淳太とばっかイチャつかんといて』
「はいはい笑」
『俺も...たまにでええから、構ってほしい』
「ふふ、神ちゃん可愛ええな」
ほら、素直になれた。
『...好き』
「俺も、好きやで。神ちゃん」
そう言って近づいてくる、しげの顔。
しげのキスが好き。
しげの事が好き。
そう思いながら、必死でしげについていくと
「ふっ」
と笑ったしげと目が合った。
『...しげのキス。気持ちいね？』
そう言うと、「もう、知らへんから」
とベットまで連れていかれる。
「誘ったんは、"とも"やで？」
そう初めて呼ばれた"とも"呼びにキュンとしたのは言うまでもないだろう。
『...だいきが、欲しい』
そう言って俺に完全な雄の目をした、しげを見逃さへんかった。
･
･
もう、クリスマスは過ぎたけど
きっとサンタさんも笑ってるんやろうな。
･
･
おまけ編 おしまい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Marco(プロフ) - 初めまして！コメントありがとうございます！可愛いかみしげちゃんを残しつつ、リアルさと妄想を混ぜまくりました笑。そう言っていただけて嬉しいです！かみしげ応援隊としてこれからもよろしくお願いします！ (2018年1月7日 22時) (
レス) id: 96df9beb9c (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥#冬休みよ永遠なれ！(プロフ) - 初めまして！こんな可愛いかみしげちゃんをありがとう。凄く感動しました！やっぱかみしげは最高です！本当にありがとうございました！！ (2018年1月7日 2時) (レス) id: 2e43c9fc19 (このIDを非表示/違反報告)
Marco(プロフ) - さくらだ。さん» 初めまして！コメントありがとうございます！かみしげ推しの私の願望が詰まったものなのでそう言っていただけてとても嬉しいです(><)また遊びに来てやってくださいっ！笑 (2018年1月7日 0時) (レス) id: 96df9beb9c (このIDを非表示/違反報告)
さくらだ。(プロフ) - 初めまして！全部読ませていただきました！！めっちゃ感動して、涙が止まりません泣 これからも頑張ってください！！ (2018年1月5日 23時) (レス) id: 644285f346 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Marco | 作成日時：2017年12月23日 19時
