幼 馴 染 み は 対 象 外

幼馴染み_SH 9 ページ10

『ねぇねぇ、俺変じゃない？！』


朝起きてから約1時間。髪もいい感じにセットしてもらい、
服もこないだAと買った服を着る



「あーもう…何回もかっこいいよ！って言ってるじゃん！」

そんな俺の前には少しキレ気味のA。

『起こしてごめんって！』


「もう…せっかくの休日だからゆっくり寝ようと思ってたのに…」



『も〜ごめんよ〜！ちゃんとお土産話持ってくるから』

そう肩を組みながら言うと

「いらないよ馬鹿」と言って俺のベッドに倒れ込むA



『ヤー。俺のベッドで寝るな』


「朝起こしに来た分際で指図するな惚気野郎」



『朝から妬み口は達者でございますなぁ』


「朝からウザイですなぁ」



『…んじゃ行ってくるから、汚すなよ？ヨダレで』


「そんなん言ったら沢山汚してやるわ」

『洗濯大変だからやめて』



「自分じゃしないくせに」

『はいはい。ほら、ちゃんと布団被って！
風邪ひかれちゃ困る！』



そう言って布団を被せれば"んぅ…"と言う声。

「サナァ…」


『ん？』

「気おつけてひってらっさい」


『欠伸しながら言うなよ笑
んじゃ、行ってきます！』



何気Aは優しいから
いつも甘えちゃうのは昔から変わらない



『あー緊張する』




Aには感謝してもしきれないなぁ



『…あ、ヌナ』




そう言って駆け寄ればこっちを向いて
綺麗な笑顔で手を振るヌナ



「おはよう。サナくん^^」


『うん！おはよ！ヌナ！』




付き合えたらAには真っ先に伝えないと




きっと





喜んでくれるから

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