幼 馴 染 み は 対 象 外

幼馴染み 7 ページ8

「ん〜Aはどれにする？」



『私はね〜…ドリアにしよっかな…』




そんなこんなでサナはスパゲティ。私はミートドリアを頼んで
少し世間話


「そそ、ビニヒョンが言ってたんだけどさ、ドンミンって人ね、
A見たいな人がタイプらしいよ」


『え、なんで私？…無愛想で可愛げないのに…』

「あ、自覚あるんだ」



そんな事を言うサナの足を蹴る。

「…でもそれがAだからな〜俺は好きだよ」



『なんか嬉しくない』


「あっ、ヌナから連絡だ」




そう言ってスマホを取り出し嬉しそうにトークを
始めるサナ。


『…』

それを黙って私は見ていた



「スパゲティとミートドリアになります。」

『あっ、あの、チョコパフェ食後に…』


「かしこまりました」


「…いやお前デブるぞ」

『は、聞いてたの』



「嫌でも聞こえます〜。それにヌナがお風呂行っちゃったから
会話途切れたの。つか食おうぜ！腹減ったわぁ」


そう言いながらハフハフスパゲティを食べ始めるサナ
私もドリアを1口食べると香ばしいチーズの味が口いっぱいに
広がって自然と笑顔になる。



「何笑ってんの、気持ち悪 笑」


『ん〜ん。なんか幸せだなぁって。サナとこの歳になっても遊べたり
出来てるの。』


「何急に 笑 俺も幸せだよ。ヌナいるし、Aは一応大切な幼馴染みだしな」

『一応は余計ね 笑 私もサナのそういう所好きだよ』



___"ううん。ホントは全部好きだよ



___"オンニの事を好きなサナも



___"オッパ達とじゃれ合ってるサナも




『…うん。ほんとに好きだよ』


「２回も言うな。照れるじゃん 笑」



『照れとけばーか』

「あーもう。俺は馬鹿じゃ無いから！ほら早く食って！チョコパフェも
食べるんでしょ？！デブ！」


『デブとは失礼な。サナは細すぎ。もう少し食べなよ気持ち悪い。』


「お前…それ大切な幼馴染みに言う言葉か？」

『そっくりそのまま返します』



「『…フッ…』」


「くだんねー言い争い 笑」

『楽しいから良いんだよ 笑』



「よーし、A！ヌナとのデートで俺告白する！
だからさ、応援してくれよ？」



『……うん。勿論 ^^』






.




.





___"ごめんね…



___"本当は応援なんてしたくないんだ



___"ごめんね…



___"素直になれなくて




.



.






.





『きっとサナなら大丈夫』




.




.




「ありがと！」




.


.



でも笑顔が見たいから

嘘つきな私を許して下さい

幼馴染み 8→←幼馴染み 6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す