幼馴染みは対象外 (ページ34)

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幼馴染み 34 ページ34

『…ははっドンミンオッパは嘘が上手だね笑』

突然の言葉に戸惑いつつも、
自然に返したつもり

EW「…なんかさぁ、Aちゃんみたいな子みると、すごく好感持てるんだよね」

『へ？』

EW「俺の周りはみーんな顔だけ。中にはビニに近付くためにって奴もいるし、だから純粋に、Aちゃんみたいな子が好きなんだ」

だから前私みたいな人が好きって…

『なんか、サナが言ってたけど、前私みたいな子が好きって……そういう意味？』

EW「実は…うん」

少し照れたように笑うドンミンオッパ

EW「あ、」

『ん？』

EW「ちょっと待ってて！」

『え、ドンミンオッパ？』

後ろを向かされ、どんどん遠ざかるドンミンオッパの足音をただただ呆然と聞いてた

少しして
EW「目、瞑って？」
そう言って私を振り向かせた

目を瞑る

キス？
まさかね

『ドンミンオッパ？』

EW「……よし、OK！目、開けて」

目を開け、首元の違和感の元を見ると

『これ…綺麗……』

蝶の形の、キラキラ色々な色に輝く石が入ったネックレス。

EW「ささやかなプレゼント！気に入った？」

『うん！』

そう言えば目を細めて笑う
綺麗な顔だなって

思った

ふと目が合うと
髪を耳にかけてくれて

顔を近付けてきた

『えっ…ちょ…まっ』
そんな声は届いてないのか、
ドンミンオッパは私のおでこにキスをした

EW「なんか、ビニ達に悪いなぁ～」
なんて言いながらも少し寂しそうな横顔

『…オッパは、きっといい人が見つけてくれるよ』

EW「ん～…Aちゃんが後悔するくらいラブラブになんないとなぁ」

『…私だって！』

サナと…？ビニオッパと…？

EW「ははっ笑頭ん中はサナとビニでいっぱいなんだよね？

恋愛なんて焦らなくていいんだよ。
ゆっくり、じっくり、考えて選ばないと

何かあれば、俺の胸が空いてるからさ」

『…何言ってんの笑』

EW「ん～サナとビニだけじゃなくて俺にも構って、的な？」

『分かったよーたまには相手してあげる笑』

EW「ありがとー笑」

その後家まで送ってくれて、
家で待機してたビニオッパにとても騒がれた

ビニオッパにはドンミンオッパにおでこにチューされた事、黙っとかないと…何するか分かんないよね笑