幼馴染みは対象外 (ページ4)

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幼馴染み 3 ページ4

「Aは好きな人とかいないの？」

ふいに放たれたサナの言葉にサナ以外の4人の
動きが止まる

「ほら～あのなんだっけ…ヒョン達の高校の生徒会長の…」

「ドンミン？」

「そーそー！」

『いや…なんでドンミンオッパが…』

ドンミンオッパと言えばビニオッパの親友という事で
少しだけ面識はある

「やーサナヤ！Aは俺のだってば～」

『いい加減ビニオッパも彼女を探しなさい』

「ねねどうなの？」

サナのキラキラした目から分かる
私の事は恋愛対象では無いこと

『別に…サナに教える必要は無いでしょ』

「えーなんだよー隠し事は無しだってばぁ」

『はいはい。サナ、ビニオッパ、そろそろ帰った方が良いんじゃない？』

「あーほんとだね。よし！サナ帰ろ～」

「上手いことはぐらかして～彼氏とか出来たら教えてね！
んじゃまた明日！今日もありがと～」

『はいはーいまた明日ね！』

パタンと扉がしまった途端に大きくため息を吐く
それを見たジヌオッパとミニョオッパは顔を見合わせて
苦笑い

「難しい時期だな」

『サナってなんか…わかりやすい』

「歳的にも年上に興味がある時期だろうし」

『てかなんで中３にもなって隣の高校の女がサナ目当てに来るのかが分かんないよ…』

中３になったら年上がいなくなるって思って浮かれてたのもつかの間。
隣の高校からは毎日のように放課後年上のサナ目当ての女子が集まる。

「サナもモテモテですなぁ」

「Aも大変ですなぁ」

いつ伝えられるか分からないこの気持ち
いつになれば恋愛対象になれるかな…？

「その前に君はもう少し素直になろうね^^」

ジヌオッパの的確なアドバイスが胸に染みる