幼 馴 染 み は 対 象 外

幼馴染み 24 ページ25

遊園地に入ってからも頭にあるのは既に今日のラスト。



『あー…うー…おー…』
なんとか楽しもうと頭を振ってみるけど効果無しで
逆にサナに何こいつみたいな目で見られる始末。


お母さん達は私達の後ろにいる。理由は中睦まじい姿を写真に収めるため_____

きっと写ってる私は頭振ってたからブレブレなんだろうな


MB「あー…なんか俺のせいでごめんね？なんか…楽しめてない…みたいだし…」


『へ？！あ〜！！そんな事ない！全っ然楽しいから！！！！！』

小声で聞いてきたビニオッパに対して大声で答えた私に視線が突き刺さる。
急いで謝りながら小声でビニオッパに

『な、なんでそう思うの？』
と聞いたら

MB「…そりゃあ何年Aの事見てきてると思ってんの？…Aのちょっとした変化位一目瞭然だよ？」


『っ…//』
駄目だ。あの日以来ビニオッパを意識して無駄にドキドキしてしまう。



MB「…まぁ、ラストは無理にとは言わないから嫌なら嫌で__」

『い、嫌じゃないよ！…ただね、私…あの日以来オッパの事…い、い…しきしちゃってて…』



MB「…なにそれ(笑)…そんなの期待してもいいって言ってるもんじゃん？」

『や！でも私は…』



…こんな中途半端な気持ちで、サナの事を好きと言っていいのか


そんな考えが頭をよぎって黙り込んでしまった。

MB「…やっぱり俺といるとA辛そう。…なんかごめんね？」


『…こっちこそ…ごめん』



SH「いーかげんそこいちゃつくのやーめーてーりーあーじゅーうーうーせーろー」

MJ「ちょ、サナ(笑)」

RK「非リアの僻みかよ〜(笑)」

SH「はぁ？！リア充軍団黙っとけよ？！？！俺だってな！すっっっげぇ綺麗なヌナ連れてくるから！！！！！」


『っ…』

MB「……A…っA腹痛いみたいだからトイレ連れてってくる！」

JN「あ、よろしく…」


SH「…なんだ？あいつ。今日が楽しみで食べ過ぎた？」

EW「サナくんもうちょい周りを見なきゃってば…」


SH「それ…なんなんだよ…」

.
.

.

『ビニオッパ…！』

MB「…あのさ」
急に止まったビニオッパに少しぶつかる
顔を見上げれば少ししかめっ面


MB「そんな顔されると…俺まで悲しくなる」

『そんな顔って…？』

MB「こんな顔」
そう言って顔を不細工にするビニオッパ

『ぷはっ(笑)それは無い(笑)』


MB「ん、その顔」

パシャッと音が鳴った
『へ？』


MB「俺が好きなのは笑顔のAだよ」

…その笑顔は反則だよオッパ…

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