幼 馴 染 み は 対 象 外

幼馴染み_RK 19 ページ20

『彼氏…？』


「うん！…まぁ結構前から付き合ってはいたんだけどね…笑」


俺は一体何をしてたんだろうか



好きな人に好きな人がいるとか知らなかった
しかも…付き合ってたなんて

『そっか…お幸せに！』


無理に笑った顔は不自然じゃ無かったかな？
適当に理由をつけて帰ってきた時

泣いてる俺を見てAは言った



「…オッパ？…泣かないで？私がいるよ？」


『…っ…ありがと…』

中学１年生には失恋なんて普通に辛くて
小６なのに思春期なんか全然なAを抱きしめた



もうあれから３年は経つんだな
そう思う度、未練なんてサラサラ無いことを実感する。



『そろそろ彼女作んないとな』


「え、オッパ好きな人いるの？え、嘘(笑)」



…こいつは生意気になりやがって



『A』

「ん？」



『何かあったらオッパに言えよ？』

「うん。わかってるよ！」



でも汚れのない笑顔は３年前と何ら変わらない

俺も、Aの背中を押すだけじゃダメなんだ
前に。前に…



.

.


『ユラ』


「…？」



『俺、ユラが好き』



「…っ// わ、私もっ！ミニョクの事…好き…」


両想いが素敵ってこと、奇跡なんだってこと
Aにも知って欲しい。



『今日は送るよ！』

「う、うん！」



繋いだ手はやんわりと暖かくて
幸せを倍増させていく



高校１年生
リア充の仲間入りです。

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