幼 馴 染 み は 対 象 外

幼馴染み 15 ページ16

『ビニオッパいい加減離れて』



「だって！サナが…」

「ヒョンもまだまだガキですね」



「うるせ！」

「ビニ告白されてたよね。金曜日」



『え？！このビニオッパに恋する乙女なんているの？！』

「失礼だな！」


「へ〜そうなの？ビニ。」

「や！ジヌヒョン…その…」


「付き合うの？！ヒョン！」

「ミニョガ…俺の気持ち知ってて皆酷い…」



『え？』

「なんですかヒョン。好きな人いるんですか」


「え、ビニに？」


「ちょ！俺が好きなのAって…あ、え？知らないの？！」


「妹的存在としての好きかと思ってた」

『ごめんね、ビニオッパ。私…ね？』



「分かってるけど…諦めらんないもん」

『んも〜好きにしてくれ』



「さてと、ビニ。帰ろ？」

「えーなんか俺今度からここに行きづらくね」


『いーよいーよ、このこと気にしないようにするから！』

「いや気にしてよ笑」



「おじゃましました〜」

「ほーい。気を付けてねん」



『ん〜ビニオッパが本気で私を好きとは…
そしてそれが原因で告白断るって…』


「Aにもモテ期だな」

『うざいわ』



「さっきは俺もノリであぁ言ったけど…ちゃんと真剣に考えてみてね？」

『へ？』



ジヌオッパは耳元に口をよせると
「オッパはAの恋も叶って欲しいけど、ビニの事も応援してる」


"欲張りだけど"って付け加えるオッパ。
私は不器用だから


何が何なのか。私の心を揺るがすには充分すぎる言葉だった。

幼馴染み 16→←幼馴染み 14

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す