幼 馴 染 み は 対 象 外

幼馴染み_RK 13 ページ14

『サナ』


「ん？なんすか〜？」


ソファーの上に寝っ転がってスマホを弄るサナ
俺はサナの足元に腰をおろした


『新しい恋とかしないの？』


「あー…一時は良いかなぁ…なんか、よく分かんないんすよ」



『何が？』

「自分の気持ち」



『…Aとかは…？好きじゃない？』


「あーA…は、好きだけどそーいう好きじゃなくて…
まず俺的に恋愛対象外だし、幼馴染みって。」


あら、A…
これ聞いてたら悲しむよな



「…ヒョンは、ヌナの事恋愛対象として見れます？」

『うん、実際好きだったし(笑)』



「え、やっぱり好きだったんすか」


『でもあいつに彼氏出来てからは諦めたし、それ以降は恋愛対象として見てないよ。』


「ヒョン…俺も新しい恋出来るかな」


『出来るよ〜。俺も…絶賛片思い中(笑)』


「え？！誰？！？！」




『サナ知らないでしょ』

「でも誰！！」


『ん〜部活が同じなユラって子。頑張り屋でそこに…』


「わーヒョンにやけててきもーい」



『やーサナ』



思ってたよりもサナが落ち込んでなくて安心した。
ただ、Aがサナの彼女になるのはまだ難しそうだな




「オッパ〜…ってサナまだいたの？」

「うん、だめ？今日泊まるつもり」



『は？』

「あーそうなの、じゃあお風呂入ってきな〜」



「はーい」

_パタン

『…あのさ…』

"もしかして"と言おうとした俺の言葉はAに遮られた
「私、もっと頑張るね。オッパ」


そういってニコッと笑った。
その目にはうっすら涙がたまってて引き寄せて抱き締めると
肩を小さく震わせて泣くか弱い妹がいた

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