幼 馴 染 み は 対 象 外

幼馴染み_SH 11 ページ12

「ごめんね？サナの気持ち凄く嬉しい。でも…そういう風に考えられないの」


初めての恋は儚く散っていく




『いや！俺も急だったし…ヌナも迷惑だよね…？』

「ううん！嬉しいよ。ただ…」



『ただ…？』


「…何も無い！とりあえずごめんね？本当に嬉しいよ^^
これからも友達として、仲良くしたい」


『それは勿論！』


「フフッじゃあもう帰ろうか。今日6時から塾なんだよね…」

『デートもして塾も行ってヌナは忙しいね』


「デートが楽しかったからヌナ頑張れるよ！」


隣で笑うヌナはやっぱり綺麗だった。
でもあまりショックという気持ちはなくて、逆にスッキリした

.

.


『…じゃあヌナ。ここで！塾頑張って！』


「うん！ありがとう^^」



ヌナと別れて１人で歩く

『はぁ…ダメだったか』


Aへのお土産話出来ないな…
てかあいつまだ寝てんのかな…


ふと横を見ると公園で楽しそうに話すAと男の人がいた


『あいつジャージだし…てかあの人誰…』

よく目を凝らして見てみる


『あ、ドンミン…だっけ…』




あまり聞こえないが所々サナとかビニオッパとか話してるのが聞こえる


『…あいつ…ジャージでよくあんなイケメンの隣いれるな』



…そういやドンミンって奴はAみたいなのが好みなんだっけ

『…あいつも暇してないんだなぁ』



一時すると歩き始める２人
歩いてる時も楽しげに話してて、俺は後ろでそれを聞いてた


「今日は話せて良かった」

『こちらこそ』

「じゃあまたね！」

『はい！』

Aの家で別れてこっちに向かってくるドンミン
目が合うとあっと言ってよってきた


「初めまして…かな？サナくんだよね」

『…はい。ドンミン…？』


「うん。俺はドンミン。一応ヒョンね！」

そう言ってケラケラ笑う
『…そっすね』



「…あのさ、サナくん。サナくんは自覚無いだろうけど…
もう少し周りを見ないとだね？」




『…へ？』

「大切な人は傍にいる」



『…なんすかそれ』


「名言的な…？笑 じゃあ俺はここで」



そう言ってまたニコッと笑うドンミン…ヒョン



『…なんかムカムカするなあいつ』

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