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帰り道、駅の方へ行く道ばかりを気にするA。
''駅の近く''
というと心当たりはもちろんケーキショップ。
そんなにケーキが食べたかった？
まあきっと無意識なんだろうけど。
.
.
「俺と行く？ケーキ食べに。」
「…え？」
.
目をキラキラさせて振り向いたと思えば、ゴクリと唾を呑む彼女。
いや、分かりやすっ、。
.
「いやいいよ、テテちゃん忙しいでしょ？」
「はいはい、普段は気使わないくせに。早く行くよ。」
「あっ、」
.
『いいよいいよ』なんて普段しない遠慮をするAだけど、手を引いて歩き出せば大人しくついてきた。
そんな隠そうとしなくてもケーキショップに行きたがってることはバレバレなのにね、笑笑
うわあ、嬉しそう、、にやにやしちゃって…
だめだ、幼稚園児にしか見えなくなったきた。
.
.
「テテちゃんはやっぱりチョコケーキ？」
「チョコ以外考えられないでしょ、Aは？」
「いちごのやつと、クリームいっぱいのやつと、あとは〜、抹茶！！！」
「さっきまで遠慮してたくせに凄い食べるじゃん、、、太るぞ」
「…………何のこと？」
「いや、とぼけても無駄だし」
.
気まずかったのか、とぼけようとするAに思わず笑いがこぼれた。
彼女の言動にいちいち一喜一憂してる俺は意外と単純なのかもしれない
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作者名：なえ | 作成日時：2018年12月16日 16時
