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神山「うんま!」









レトロな雰囲気でカウンターには所狭しにワインが並ぶ
路地裏のひっそりとしたお店。







神山先生はマルゲリータを頬張りながら笑みを浮かべる。









「パフェ、食べますか?」









自分も神山先生も食べ終わったところでデザートメニューを開くと食いつき気味に神山先生がパフェを眺める









「ほんとにお好きなんですね」









神山「ほんまにすき ふふっ」









見るだけでこんなに幸せになれる。
気持ちを伝えられたらどれだけ楽だろう。









“恋したのかも” そう思うたびに脳裏に浮かぶあの人の顔。









『お前に飽きた』
『もういらない』









神山「...ちゃん?おーい」









「...あ、すいません。パフェですよね。
じゃあ私もパフェで」









神山「俺いちごパフェ!」








「私は...チョコで」









店員さんに頼み終わると
また不意に脳内にリピートされるあの言葉









なぜ?
私はなぜあの人を選んだんだろう









...考えてもキリがない









神山「3人とも大丈夫かな」









神山先生の声を聞いて現実に引き戻される。
この人なら大丈夫な気がする
なんだかそう思えた。









「仕事病ですね」








神山「そうかもな〜
今頃淳太、大毅の事あやしてるな」









「そういえば淳太先生に声掛けてなかった...」









神山「あ、淳太言ってたで。
俺も真山先生と話したい〜!って」









「今度声掛けときますね」








神山「きっと淳太喜ぶわ」









同僚思いに患者思い。
神山先生はいいところしか見せない。









悪いところはあるのかと探る自分が憎い









『俺にはお前は無理』









そう言って軽く突き飛ばした彼のおかげで
今の私は恋に億劫になっている。









神山先生はこの病気









治してくれますか_____?

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設定タグ:恋愛病院 , ジャニーズWEST , 神山智洋   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:カルパン2 | 作成日時:2017年10月12日 18時

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