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「...あのさ、だいきくん?」
だいき「んー?」
「そろそろ、膝から降りてくれない?」
だいき「やだー!」
「...」
神山先生、早く来ないかな...
のぞむ「なあなあ!のん、おくすり、ないない!」
「それ三回目だね〜」
りゅうせい「ママさぁ、きょうさぁ、なにする?」
「んー、このあと戻って、資料整理かな〜」
りゅうせい「しりょう?んー、そっかぁ」
「絶対理解してないよね流星くんね」
神山「ふぅー、今日は楽なオペやったわ」
「あ!神山先生!!!」
神山「だいぶお疲れのようやけど...」
「もう、1体3は辛いですよ!
だいきくん、いつの間には私の胸に顔埋めて寝てますし
のぞむくん永遠と薬ないこと伝えるし
りゅうせいくんはマイペースすぎて眠くなりそうですし...」
神山「まあまあ、慣れって恐ろしいから明日明後日にはなれるもんやで」
「...頑張ります」
神山「....!
だいき鼻血出てるやん!ちょ、Aちゃんごめん、点滴打たな!」
「わっ!あ、服が...」
唯一の私の弱点は血だった。
あの忌々しい事件からずっと嫌いな血が私の...服に....つい....た....
神山「血はあんま凝視せんほうがええよ?」
「ごめんなさい、ちょっと、外、行きます...」
おぼつかない足を手すりをつたって歩いていく
大毅くんの点滴が済んだらしく、神山先生の足音が廊下に響く
神山「ちょ、どうしたん?」
「ごめんなさい、なんか、血が苦手で...」
神山「そっか、びっくりするよな。でもこれだけは言うで。
この仕事をやるんやったら血は慣れなあかん。ゆっくりでもええから、な?だいきなびっくりして針刺した瞬間泣いたで。
みんな怖いのは一緒やねん。な?一緒に頑張っていこ?」
「...ありがとうございます」
ちょびっと怒られてちょびっと褒められた
なんだか、不思議な気持ちになった。
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作者名:カルパン2 | 作成日時:2017年10月12日 18時