【 2 】 ページ3
.
あんなこと言われたら集中なんか出来ない。
まあ集中しなきゃいけないけど...。
神山「もうすぐ子供たち起こす時間やから
一人一人の顔色よう見てな?言わん子おるから」
「はい
あ、子供って?」
神山「あ、これ。三人おるよ〜」
「三人とも大阪からなんですね」
神山「せやねん。2人は持病が重くてこっちきて
ひとりは事情があってな。よし!起こすか!」
「はい」
神山「だいきーのぞむーりゅうせいおきてー!」
だいき「ん〜せんせっ!おはよっ!」
のぞむ「んやぁ...」
りゅうせい「zzz」
「だいきくんは?」
神山「小児がんやねん。でもばりうるさいで。
でもな、夜になるとな大体しくしく泣いてナースステーションきて
ともひろせんせぇ...おらんのぉ...?
ってくるねん。ほんま可愛い」
だいき「おばちゃんだれ!」
「おばっ....おばちゃん....」
神山「こらっ!あかんよそんなこと言うたら」
だいき「ごめんなさぁい...」
明らかに落ち込むだいきくんをよそに
後ろからまたちっちゃい子が突進をしてくる
のぞむ「どーん!」
神山「のんちゃん今日お薬ないないやで」
のぞむ「ないない?たぁ!」
ないと気づいた瞬間にぱあっと笑顔になる。
かなり可愛い...
神山「よし!二人共ご飯くうで」
だいき「きょうなにー!」
神山「いつもと変わらんよ〜」
だいき「ん〜しゃあないからたべてあげるね?」
首をかしげてじーっと見つめてくる姿にまた可愛いと思う。
「ありがとう」
だいき「いーえ!のぞむいっしょにたべよー!」
のぞむ「るー!」
神山「あとは流星やなぁ...」
何やら難しい顔をする神山先生
この子なんか悪いのかな...
神山「こいつな?_____」
122人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カルパン2 | 作成日時:2017年10月12日 18時