1話 初めての柱合会議 ページ3
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少し思い出そうか
私が柱になった時のこと。
雪が解け、心地良い風が髪を靡かせる季節に、私は初めて柱合会議なるものに呼ばれた
「入ってきておくれ」
爛々と照らす太陽の下、私は番傘をさして柱の前に現れた
「初めまして、本日から柱に任命されました白喰Aと申します。なにとぞ宜しくお願いします。」
「……」
柱の方々はボカンと口を開けていた
まぁ当然、驚くのも無理はない
私は東洋人では珍しい白い肌に白い髪、そして燃えるような赤い目を持っていた。彼らには珍しく映っただろう。
「おい貴様！雨なんぞ1ミリも降っていないのに何故傘などさしている。御館様の前だぞ、今すぐ仕舞え！」
「いいんだ小芭内
彼女はアルビノという遺伝子疾患でね。太陽に弱いんだ。
悪く思わないでやってくれ」
「はっ、申し訳ありません出過ぎた真似を…」
小芭内…じゃあこの人は蛇柱の伊黒小芭内か
随分と用心深い人のようで私をずっと不審がっている
いや、そんなことはどうでもいい。
それよりも
「A、直接会うのは初めてだね
私は産屋敷耀哉。鬼殺隊の当主をしている
よろしく頼むよ」
「はっ…鬼殺隊の戦勝のため、精励する所存にございます。」
「ありがとう、心強いね。」
(やっと会えた＿＿
鬼殺隊当主、産屋敷耀哉!!)
私はこの人の居場所を無惨様に伝えるべく、鬼殺隊に潜り込まれた内通者なのだ
(ここまでくるのに1年と2ヶ月もかかった…)
当初の予定では柱にさえなれば柱合会議なるもので産屋敷の居場所を掴み、鬼による一斉攻撃によって鬼殺隊は崩壊。
そうなると思っていた。
しかし流石、何度壊滅されかけても立ち直ったしぶとさというものか。産屋敷 簡単に崩せるような男ではなかった。
彼が在宅している邸宅は完全秘匿となっており、隠しを何度も経由してやっと辿り着くことができる
その上、邸宅はその日のうちに変わる。到底、居場所を特定することなど不可能だ
一般の隊士ではお眼鏡に叶う事さえ不可能
そして柱に成ったはいい物の、入って2ヶ月ばかりの上、過去の記録が残っていない娘など一切信用されていないだろう
ともなれば、私がこれからとるべき行動は、
さらに任務をこなし少しずつ少しずつ信用を集め、そして鬼殺隊の資金源に加え、藤の家紋の家、産屋敷耀哉の在宅を特定。
最終的にそれら全てを潰す
それが私の仕事になるだろう。
(あぁ、これは気の遠くなるくらい長くなりそうな仕事だな…)
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リートにゃむだ(プロフ) - 叶乃さん» ありがとうございます！！嬉しいです！めっちゃやる気出ました！これからも是非見てくださると嬉しいです！♪ (2023年2月9日 14時) (
レス) id: b781749068 (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - 初コメ失礼します！作品とても面白かったです！内通者って言う設定がとても面白いです…！これからもが頑張ってください！ (2023年2月8日 23時) (レス) @page21 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
リートにゃむだ(プロフ) - ぺぽんさん» ありがとうございます…！凄く嬉しいです！！文才がない私が答えるのも烏滸がましいですが、助詞をなるべく使わない、空白と漢字を使いまくり文章をなるべく短くする。ってことくらいです。読みやすいと言われたのは初めてでテンション上がってしまいました笑。 (2023年2月7日 21時) (レス) @page14 id: b781749068 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - こんにちは、物語楽しく読ませてもらっています！ 読みやすく書かれているのに主人公の心情も分かりやすいので続きが楽しみです！ 私も小説を書いているのですが、文章がごちゃごちゃして読みづらく…にゃむださんは書くときに、何か気をつけていることはありますか？ (2023年2月7日 18時) (レス) @page13 id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
リートにゃむだ(プロフ) - 気づきませんでした。報告感謝です！ (2023年2月6日 19時) (レス) @page7 id: b781749068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リートにゃむだ | 作成日時：2023年2月6日 18時
