8話 ページ9
ニュートと一緒に魔法動物たちを育てていくことになって数週間が経過した
彼は大の魔法動物好きらしく、毎日のように森にくる。
数週間彼と一緒にいて気がついたことがある
彼は基本的に魔法動物の事なら熱心に話し会話も弾むが、周りに魔法動物がいないと私と2人きりで話すとき目を合わせない、コミュ障になる。
きっと、人と話すより魔法動物と会話しているほうが楽なのだろう
まぁ私も似たようなものだけど。
「…ピケット、随分ニュートがお好きなようで？」
ニュート「なんか、ごめん」
最近、ニュートの肩にはピケットがいるようになった。
気がつけばニュートのポッケに入り寮についてくることもある。
「ねぇそういえば、ニュートは家に帰らないの？」
私のように帰る家がないのなら失言をしたが、私のように帰る家がない人は滅多にいない
むしろ私くらいなんじゃないか、と疑うほどである
ニュート「僕は魔法動物が好きだし、育てた(関わった)からにはもう僕らは親同然だから子供を見捨てて帰れないよ」
その言葉に私はニュートを2度見、いや、3度見した
ニュートは"僕ら��と言った言葉に驚いたからだ。
つまり、ニュートの考えに私も入っている。
そのことがなぜか嬉しかった
きっと、同じ魔法動物好きだし、私と同じように魔法動物を大事に育てている。
ニュートは魔法動物を大切に、守ってくれる人だと、私はここで初めてニュートを完璧に信頼できた。
魔法動物好きに悪い人はいない。
ニュート「そういうサラは家に帰らないの？」
ここで私はまた驚く。
あのコミュ障のニュートが私に質問仕返してきたからだ。
「…そうだなぁ。私は、ここが好きだしここが家だから」
ニュート「…そっか」
何かを察したのか、はたまた何を思ったのかニュートはそれしか言わなかった
ニュート「ねぇサラ。良いもの見せてあげるよ」
"きっと驚くよ"と言って私の手を引いた
ニュートの手は思ってたより骨ばっていて、男の人である事を嫌でも認識させられた
私はニュートを勘違いしてたのかもしれない。
ニュートはただのコミュ障ではなく、ニュートは自分が認めた存在だと饒舌になるのではないだろうか。
もし仮にそうだとしたらニュートは私に心を開いてくれていることになる。
それは、私にとって彼は人生ではじめての友達になり得る存在だ。
繋がれた手を見て、私は彼に時が来たら本当の事を話そうと、心の中で決めた。
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ヨゾラ(プロフ) - はじめまして！！更新楽しみにしてます！頑張ってください！応援してます！！ (2月8日 21時) (
レス) @page21 id: 401cbb9823 (このIDを非表示/違反報告)
リサ - こんばんわ！この作品はとてももおもしろいですね。続きが楽しみです❣️これからも頑張ってください！ (9月18日 20時) (レス) id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - 花音さん» 応援ありがとうございます…！最近ニュート推し熱が再熱してきたので相変わらず更新は遅いですが、ボチボチ頑張ります…！ (2020年12月9日 23時) (レス) id: f7c2c30756 (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして♪続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(^○^) (2020年12月3日 1時) (レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - ゆなさん» あくまで私の若いダンブルドアの妄想で書いているのでご理解ください…。 (2019年6月30日 10時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪 | 作成日時：2018年12月7日 17時
