検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:12,269 hit

58話 ページ18

降谷「……朝比奈Aが本当の名前だったんだな」

「えぇその名前で呼んでくれるのは小鳥遊さんと警視総監、赤井さんだけだったので新鮮な気がします」



"あ、椅子ありますよ"とベッドの脇の椅子に降谷さんを座らせた



降谷「ベルモットから聞いた。"組織にいる間バーボンを助けてやってほしい"と取引したと」

「降谷さんがベルモットと取引していたのも聞きました。"ロゼを守ってほしい"と」

「でも今回についてはもう何も言わないで下さい。どうせ風見さんから全て聞いてるんでしょ」



そういうと降谷さんは"ばれたか"という顔をした



「もう終わった事だからいいんです。結局、組織から信頼得ました?」

降谷「おかげさまで今は組織から…いや、ジンからの信頼を得たよ」

「そりゃよかったよかった」



ほんと、良かったよ。

私の足が犠牲になっただけある



「まぁ…一件落着という((降谷「A」



"えっ"と声を出した時にはもう降谷さんが私を抱きしめていた



降谷「すまない。…苦しかったよな。僕のためにバレないように1人で計画を立てて足まで撃たれて」

降谷「痛かったし辛かったよな。僕のために、ありがとう」



降谷さんがぎゅっと抱きしめるから、

その言葉に、私は1つ、また1つと涙を落とした



「はは、なーに言ってるんですか貴方らしくない。」



泣いてる事がバレないように明るい調子で話した。




降谷「いつだってAの前では降谷零だ。それに、好きな人の前ぐらい、素の自分でいたいさ」




その言葉に私はびっくりした

おかげで涙引っ込んだよ



「好きな人の前…?え?誰の事?梓さん?」



"はぁ"とため息が聞こえて、降谷さんは私から離れ目を合わせた



降谷「僕は…朝比奈A、君が好きだ。」




真っ直ぐに私を見つめる目に、吸い込まれそうだった

そして、顔に熱に帯びるのがわかる。



「え?降谷さんが?私を?え?」

降谷「もう一回言ってやろうか?」

「いえ、結構です!!!」




あいも変わらず降谷さんは意地悪だ

私が顔を真っ赤にしてるのを見て楽しんでいる



降谷「それで?返事は?」

「……わかってるくせに!」



恥ずかしくて、顔を隠すように私が抱きつくと降谷さんは優しく受け入れてくれた



降谷「今度は僕が守る番だな」



降谷さんは優しく微笑んでキスを落とした



「じゃあ今度は私が国を守る番ですかね?」

降谷「Aに任せたら大変なことになりそうだ」

59話→←57話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桜雪(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。54話のところですね! (2018年5月14日 1時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。警視庁ではなく、警察庁です。 (2018年5月13日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜雪 | 作成日時:2018年5月9日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。