影2

55話 ページ15

降谷saidも


星野の話が全く理解ができなかった



風見「降谷さん！急いで下さい！」



隣には風見が僕の腕を掴んでエレベーターに入れ下へと下がっている



「…風見、これはどういう事だ」

風見「頼まれてたんです、朝比奈に」

「朝比奈？？」

風見「えぇ朝比奈A。星野凛の本名です」


朝比奈、と聞けば思い出す上司の話。

朝比奈夫婦が組織に潜入していて殉職したと。

星野の……いや、朝比奈の話が本当ならなぜこんな事になっている？？

なぜ朝比奈はジンと無線で会話し、ホラ話をつき、自分の正体を晒すまでした？

ホラ話の内容はまるで、僕は組織のために朝比奈を警察だと知っておきながら組織に潜り込ませ、そして僕に惚れさせ、恋人関係を作っておき警察の話を聞き出す、と言っているようだった



「風見、朝比奈に何を頼まれた？」

風見「朝比奈には降谷さんには絶対に教えるなと言われてまして」

「言え」

風見「……実は____」



風見から言われた内容に僕は、僕が置かれていた状況に青ざめる

僕と朝比奈が組織から警察だと疑われていたこと、

朝比奈が組織から信頼されるために僕を殺せと言われていたこと、

そして僕を助けるために風見や園子さんを使っていた事

全ては僕を組織に残すための計画だった

僕が組織から信頼を得るための。

エレベーターが地下駐車場に着くと、見覚えのある車がいた



「ここまででいい」

風見「しかし！」

「お仲間が迎えに来てるからな」



そういうと風見は隠れるように車の陰に逃げた



「…ベルモット。話がある」

ベルモット「あら、ちょうどよかった。私も話があるの」



僕はベルモットの車に乗った



「レストランで銃を撃ったのは貴女だろう？」

ベルモット「そうよ。ロゼに頼まれてたからね」

「僕との取引はロゼを救えと((ベルモット「取引したのは貴方だけじゃないのよバーボン」

ベルモット「貴方を殺せとロゼが命令され日に、ロゼと私は取引をした」



"だから今こうして彼女に協力してるのよ"と言う

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