51話 ページ11
ざっくり説明すると、計画はこうだ
鈴木財閥が所有するホテルのレストランを貸し切りで借りてそこに降谷さんを呼ぶ。
貸し切りにすると私たち2人しかいないため、お客様のカモフラージュとして公安警察を使う
もちろん、男だけだとむさ苦しい上に降谷さんも変に思うだろうから警察の何人か女性も連れてくるよう風見さんには言ってある
ただ、風見さんは降谷さんに見つかると怪しまれるから別室待機。
ホテルのレストランは一面がガラス張りになっているためスナイパーとしては好都合のレストラン。
何百メートル先には同じ高さの高層ビルがいくつかあるからシャンティやコルンは狙いやすいだろう
あとは、21時まで降谷さんとお話しするだけ。
21時になったら私の作戦が開始される。
このために、園子ちゃんには降谷さんに告白したいからレストランを貸し切りたいと前々からお願いしていた
風見さんには無理を言って公安警察をカモフラージュに使わせてもらうし、私の作戦後にも動いてもらう事になっている
私を捨てて、降谷さんを頼んだ、と風見さんには言ってある。
だから、大丈夫。
降谷さんは殺されない
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そういえば、と自分の家の鍵を開けようとした時に思い出した
ポストを何日も開けてないから郵便物が溜まる一方で、そこには数日前に降谷さんに預けたはずの鍵も入っているはずだ
私はまず、家の鍵を開けようと鍵を差し込もうとした時家の鍵が開いている事に気がついた
「あれ、朝鍵閉め忘れたっけか…?」
なわけない。私は必ず鍵を施錠するし、ここはセキュリティが万全のはずだ
と、なると優秀な空き巣か??
静かに玄関のドアを開けるとご丁寧に靴があった
「……あれ?」
キチンと揃えられている靴に見覚えがあった
まさか、とは思うが。
私は急いでリビングに向かった。
扉を開けるとカレーの匂いがする
降谷「あ、おかえり」
「……人の家で何やってんの?」
そこには、カレーを作っている降谷零の姿があった
なんて呑気なんだとは思うが、降谷さんは今自分が置かれている立場を知らないんだ
そりゃカレーも作りたく……ならないな
「てかどうやって入ったの!?」
降谷「ん?鍵、返してないから」
「あぁそうなん……って違うわ!!え!?」
降谷「たまには人とご飯食べるのもいいなと思ってな」
いやこの人色々やばいわ
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桜雪(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。54話のところですね! (2018年5月14日 1時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。警視庁ではなく、警察庁です。 (2018年5月13日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜雪 | 作成日時:2018年5月9日 0時