41話 ページ1
「……こんな夜中になんですか？」
電話のあと、降谷さんを起こさないようにこっそりと家を出た
まぁ3徹もした人だから私が家を出ても気がつかないだろうけど。
電話の相手は、もちろんジン。
ジン『ロゼ、お前に聞きたい事がある』
と呼び出された
先程、自分の中で誓いを立てた後だから少々嫌な予感がした
こーゆーときの嫌な予感って大体当たるから本当やめてほしいよね
ジン「来たか、まぁそこに座れ」
ジンはタバコを吸いながら資料をめくっていた
ペラペラと3枚ほどめくってから私の方に身体と目を向けた
ジン「お前は確かバーボンに連れられてきたよな？」
「それが何か？」
ジンがタバコを捨てたのと同時に私は銃を頭に突きつけられた
ジン「…ロゼ、お前はまだ組織に入ってから日が浅い。何度か作戦に出向かせてスナイパーの腕を見たが確かに優れものだ。だが絶対に殺さねぇ。それはなんでだ？」
「それを聞いてどうする？」
ジン「……俺はお前が不思議でしょうがない」
"どうやってバーボンと知り合ったのかもな"とニヤリと笑った
ジン「そもそも誰かの紹介で組織に入るなんざ滅多にねぇからな」
銃を頭に突きつけられようが私は表情１つ崩さなかった
少しでも崩したら私の負け。
ジンの思うツボ。
「何生温いこと言ってんだ、って言うかもしれないけど。殺さなくともいいだろ。殺してなんになる？殺さず生かしておけば取引の材料にもなり得る。そう考えるのが普通では？」
そんなこと、思ってないのに。
全部嘘吐きだ
ジン「なるほど、な……じゃあどうやってバーボンと知り合った？」
「プライベートに口は出さないはずでは？」
組織は基本プライベートに付け込むのはNG
ならうまくこの質問から逃れられるはず...
ジン「ｸｸｸ...じゃあこれはなんだ？」
そういって取り出したのは２枚の写真だった
いつ撮られたんだ、と自分を責めたくなる写真だった
ジン「1枚はバーボンが警視庁に出入りする姿」
ジン「もう1枚は...ロゼ、お前が警視庁に出入りする姿だ(ﾆﾔ」
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桜雪(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。54話のところですね！ (2018年5月14日 1時) (
レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。警視庁ではなく、警察庁です。 (2018年5月13日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪 | 作成日時：2018年5月9日 0時
