7羽 ページ8
「……エトの仕業かな？」
部屋の変わりように驚いた
昨日までなかった本棚やテーブル、絨毯まで敷いてあった
本棚には所狭しと本がギッシリ詰まっている
読書が好きな私には堪らない。。
目にとまった本を一冊手に取り
設置されていた椅子に座り、本を開く
「………ポインセチア？」
視界の隅に花が映り
一旦本を閉じテーブルに置いてあった花を手に取った
「季節外れ…かな」
それでもなお綺麗に赤い葉がついていた
「別名、クリスマスフラワー」
今は春。
ポインセチアはクリスマス頃に咲く花だ
「花言葉は…」
"祝福"少しだけ嬉しくて
私はそっと元の位置に戻し眺めた
「(アオギリに入った事の祝福かな)」
本をパラリと開き
私は本の世界へとのめり込んだ
・
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「…………くらっ」
本を読み終えパタンっと閉じた時
部屋が夜の闇に覆われた事に気がついた
「月だ」
窓から月明かりが部屋を照らしていた
私は窓の近くに腰を下ろし
天体観測をした
窓から見える黒い空にポツンと月が浮かんでいた
よく見ると月の周りだけでなく
黒い空一面にまばらではあるがキラキラと星が輝いていた
「父さん…母さん…」
遠い記憶の中にいる両親を思い出し
寂しい気持ちになった
どこからか風が吹き
私の長い髪を揺らした
？「おい」
声がする方向を見るとこれまた嫌いな部類
「レディの部屋にノックなし？」
ドアが全開に開いていることに気がつく
私の髪を揺らしたのはきっと扉を開けた時の風だろう
ここのアジトはよく風が通る
アヤト「あ"？レディなんてクソもあるか」
"飯だ"と冷たく言い放ち彼の手には
皿に血が滴る肉が大量に盛られており
彼は乱暴にテーブルに置いた
「いらない」
彼の態度が気にくわない
…そしてお腹が空いていない
アヤト「へーへーそーですか」
ただうるさい奴だと思ってた彼が
珍しくそれだけいって部屋を出て行った
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桜雪(プロフ) - 閲覧、コメントありがとうございます！！！！！！最後までお付き合いしていただいて本当にありがとうございます！！今掲載している「闇ヲ生キルモノ」が完結したらまたアヤト作りたいと思いますのでその時はよろしくお願い致します(^^) (2016年9月13日 22時) (
レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
希空(プロフ) - 桜雪さんこんにちわ！とってもキュンキュンしました！最後の方涙腺がやばかったですw新作楽しみにしてます更新頑張ってください！ (2016年9月13日 22時) (レス) id: fa7bc21c50 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - ラビ*赤葦&木兎love*さん» 閲覧、コメントありがとうございます!!!!!!!面白すぎなんて勿体無いお言葉ですorz最後まで応援ありがとうございました！また、どこかの作品でお会いできれば光栄です(^^)本当にありがとうございました！ (2016年4月29日 23時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ*赤葦&木兎love* - おわぁぁぁぁぁぁやばいぃぃぃぃぃ!!絢都君さいこー!かっこよすぎデショw作品面白かったです!ちょっとほんのちょっとでいいのでその文才わけてほしいっスw新作楽しみにしてます！頑張って下さい! (2016年4月29日 22時) (レス) id: 53d3e79461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪 | 作成日時：2016年3月4日 2時
