41羽 ページ42
アヤト「………は？」
「Likeはタタラ」
言い切るも彼はまだ疑っているようだ
「はぁ…だから〜」
"こうゆうこと"と彼にキスをした
「意味…わかる？」
彼は顔を真っ赤にしてただコクコクと頷いた
アヤト「…すっげー嬉しい」
彼の笑った顔に胸が鳴るのがわかる
「私も……」
そのあと言葉が出なくて俯いた
"もしまた大切な人を失ったら？"
"今日みたいな事がまた起こったら？"
私には守れる自信がなかった
アヤト「おいA」
悶々と考えてる時彼に名前を呼ばれた
ハッと彼の顔を見るとひどく哀しそうな傷ついた顔をしていた
アヤト「俺は大丈夫。何があってもAの隣にいる。だから心配すんな」
ポンポンっとわたしの頭を撫でて笑った
それがただ嬉しくて
彼の不器用な優しさがちょうど良くて
ホッとして涙が出た
「ありがとう」
涙は拭っても拭っても溢れてくる
アヤト「…バーカ」
"目ぇ腫れんぞ"と片腕で私を抱きしめてくれた
そのまま私は夢へと落ちた
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朝。目が覚めて起き上がると
自室にいた。
「(あれは…夢？)」
起き上がろうと横を見ると
アヤトがしっかり手を握って側にいてくれた
それで夢ではないことに気がついた
「(ｸｽっありがとうアヤト」
頬にキスを落とす
アヤト「…バーカ」
小さなリップ音を立てて私の唇に触れるだけのキスをした
「…起きてたの？」
アヤト「さっきな」
"オラ行くぞ"と大きな手を差し伸べてくれる彼
「うん。」
その手を離さないようにギュッと握り
"アオギリ"のメンバーとして
そして大切な彼のために
また新しい今日が始まる
「父さん、母さん。今…幸せに生きてるよ」
"明日も明後日もずっとこれからも"彼の横を歩きながら小さく声に出す
するとギュッと彼の握る力が強まった
アヤト「(ﾎﾞｿｯ…………」
彼は聞こえるか聞こえないかくらいの声量で言った
"俺が幸せにしてやる"と。
「(ｸｽｸｽありがとう。大好き」
横から彼の顔が真っ赤になるのがわかる
「ほら行くぞー！」
アヤト「っわ！ちょ、待ってって！」
繋いだ彼の手を引っ張りながら
私は新しい今日という日をスタートする
「これからもよろしくね、アヤト」
いつまでも2人並んで歩いていれれば。
そんな儚い思いを乗せて
今日も明日も明後日も。
彼の隣で幸せに生きられますように。
fin.
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桜雪(プロフ) - 閲覧、コメントありがとうございます！！！！！！最後までお付き合いしていただいて本当にありがとうございます！！今掲載している「闇ヲ生キルモノ」が完結したらまたアヤト作りたいと思いますのでその時はよろしくお願い致します(^^) (2016年9月13日 22時) (
レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
希空(プロフ) - 桜雪さんこんにちわ！とってもキュンキュンしました！最後の方涙腺がやばかったですw新作楽しみにしてます更新頑張ってください！ (2016年9月13日 22時) (レス) id: fa7bc21c50 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - ラビ*赤葦&木兎love*さん» 閲覧、コメントありがとうございます!!!!!!!面白すぎなんて勿体無いお言葉ですorz最後まで応援ありがとうございました！また、どこかの作品でお会いできれば光栄です(^^)本当にありがとうございました！ (2016年4月29日 23時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ*赤葦&木兎love* - おわぁぁぁぁぁぁやばいぃぃぃぃぃ!!絢都君さいこー!かっこよすぎデショw作品面白かったです!ちょっとほんのちょっとでいいのでその文才わけてほしいっスw新作楽しみにしてます！頑張って下さい! (2016年4月29日 22時) (レス) id: 53d3e79461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪 | 作成日時：2016年3月4日 2時
