2羽 ページ3
「…つまり私がアオギリに入れと?」
タタラ「そうだ」
先程、タタラはこう言った
"戦力が欲しい。ハトと交戦するために"
「別に私じゃなくても強い奴はいるだろ?」
最近の事は知らないがヤモリとかノロとかいるはずだ
タタラ「ヤモリは死んだ。その分がデカイ」
"代わりを探してる時に丁度お前がいたからな"と
タタラは淡々と述べた
「は?ヤモリ死んだの?ありえねぇー」
信じられない。あの拷問オタクを殺す奴がいるなんて
タタラ「お前も知ってるだろ?眼帯くらい」
"あぁ"と思い浮かぶ1人の少年
この間すれ違った時"同じ匂い"がして後を追ってみると
眼帯のマスクをした少年がビルを蹴って
夜の闇に消えていったのを思い出した
「んで?私が入れと」
タタラ「そうだ」
隣で聞いているニコはガシッと私の片腕を摑む
ニコ「入るの?!ついに!?あの妖狐が?!」
"きゃああぁぁぁぁ!!!!"と目をキラキラさせ発狂
「っるせぇ」
ズブッとニコの腹に赫子を貫通させる。
ニコ「ゴホッ…あ…あぁ…幸せ♡」
どこまでもドMだ。
きっとヤモリがいなくなって飢えてるんだろう
気持ち悪いからやめておこう
「つかハトと交戦とかバ((?「タタラさーん…用事ってなんスか?」…」
会話を遮られ
声のする方を見ると
深い青い髪をした癖っ毛の少年が1人、
ダルそうにこちらに向かって歩いてきた
タタラ「丁度良かった。アヤト、紹介する」
グイッと引っ張られ私は前に突き出された
アヤト「?誰っスか?この女」
初対面のくせに失礼なやつだ
タタラ「今日から入る、妖狐だ」
タタラの優しさであえて本名は言わない
「まだ入るも何も言ってないんだけど」
タタラ「遅かれ早かれ入る事になる」
タタラの威圧的な目に負け渋々入る事に。
アヤト「…名前は?」
妖狐は喰種界でのいわばあだ名だ
ハトに呼ばれる事が多いが。
確かこいつアヤトって呼ばれてたな
「信用出来る奴にしか本名は教えていない」
そういうと彼は頭にきたのか
若干の苦笑いと怒りが混じった笑顔をむけた
アヤト「タタラさん…こいつ殺っていいっスか?」
奥歯を噛み締めてギリギリと音がする
タタラ「構わん」
おいおい、即答かよと呆れた
タタラ「妖狐がお前に殺されるようならアオギリには必要ない」
どこまでも素直すぎて逆に腹が立つ
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桜雪(プロフ) - 閲覧、コメントありがとうございます!!!!!!最後までお付き合いしていただいて本当にありがとうございます!!今掲載している「闇ヲ生キルモノ」が完結したらまたアヤト作りたいと思いますのでその時はよろしくお願い致します(^^) (2016年9月13日 22時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
希空(プロフ) - 桜雪さんこんにちわ!とってもキュンキュンしました!最後の方涙腺がやばかったですw新作楽しみにしてます更新頑張ってください! (2016年9月13日 22時) (レス) id: fa7bc21c50 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - ラビ*赤葦&木兎love*さん» 閲覧、コメントありがとうございます!!!!!!!面白すぎなんて勿体無いお言葉ですorz最後まで応援ありがとうございました!また、どこかの作品でお会いできれば光栄です(^^)本当にありがとうございました! (2016年4月29日 23時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ*赤葦&木兎love* - おわぁぁぁぁぁぁやばいぃぃぃぃぃ!!絢都君さいこー!かっこよすぎデショw作品面白かったです!ちょっとほんのちょっとでいいのでその文才わけてほしいっスw新作楽しみにしてます!頑張って下さい! (2016年4月29日 22時) (レス) id: 53d3e79461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜雪 | 作成日時:2016年3月4日 2時