1羽 ページ2
"いつ来てもここは好きじゃない"
そう思いながら足を進めるのは
喰種界で最大の組織とも言える
ここ、アオギリの樹。
昼だというのにこの建物の中は
カビが生えてるんじゃないか、と思うほど
暗い、辛気臭い
マスクの下で私は眉間にしわを寄せた
階を一つ上がるごとに喰種の数は増えていく
そして私を見て、私の匂いを嗅ぎ取って
ヒソヒソとまたいつものように騒ぎ始める
"あぁ帰りたい"そう心で舌打ちした時
スッと誰かが前に出た
？「あら！Aじゃなぁい！久しぶり！」
身体をクネクネとさせオカマ臭を漂わせるのはこいつしかいない
「ニコ。あいつは？」
ニコ「あぁんつれないわね！タタラっちならもう一つ上の階よん♪」
"案内したげる♡"とウインクをされ
大人しくニコについていくことにした
ニコ「本当久しぶりじゃない？なんで来たの？」
「あいつが呼び出した」
ニコ「へぇ…タタラっちがねぇ…珍しい事もあるのねぇ」
そう、あいつ…というのはここを仕切っているタタラの事。
普段タタラは用事があれば誰か使いをよこした
でも今回は私自ら出向かなきゃいけない
ニコ「ん〜もういっそのことアオギリ入っちゃえば？」
"その方が楽だし便利でしょ？"と微笑んだ
「…群れるのは苦手だ」
ニコ「もう！いっつもそればっかり！」
"ほらついたわよん"と少し不満気にタタラの前に案内された
「なんか用？」
呼び出されたのが気に食わなくて早急に用事を済ませたかった
タタラ「その前に顔くらい見せろ」
「無理。マスクは外さないと決めてる」
そう。私は常にマスクをしている
その方が私的にも都合がいい
タタラ「…まぁいい。お前に少し込み入った話がある」
「早くして。時間が惜しい」
少し苛立って腕を組んだ
タタラ「実は…」
タタラから言われた事に
私はただただ呆然とするしかなかった
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桜雪(プロフ) - 閲覧、コメントありがとうございます！！！！！！最後までお付き合いしていただいて本当にありがとうございます！！今掲載している「闇ヲ生キルモノ」が完結したらまたアヤト作りたいと思いますのでその時はよろしくお願い致します(^^) (2016年9月13日 22時) (
レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
希空(プロフ) - 桜雪さんこんにちわ！とってもキュンキュンしました！最後の方涙腺がやばかったですw新作楽しみにしてます更新頑張ってください！ (2016年9月13日 22時) (レス) id: fa7bc21c50 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - ラビ*赤葦&木兎love*さん» 閲覧、コメントありがとうございます!!!!!!!面白すぎなんて勿体無いお言葉ですorz最後まで応援ありがとうございました！また、どこかの作品でお会いできれば光栄です(^^)本当にありがとうございました！ (2016年4月29日 23時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ*赤葦&木兎love* - おわぁぁぁぁぁぁやばいぃぃぃぃぃ!!絢都君さいこー!かっこよすぎデショw作品面白かったです!ちょっとほんのちょっとでいいのでその文才わけてほしいっスw新作楽しみにしてます！頑張って下さい! (2016年4月29日 22時) (レス) id: 53d3e79461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪 | 作成日時：2016年3月4日 2時
