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「いらっしゃいませー！！二名様、ご案内でーす！」
威勢のいい店員に招き入れられ、奥の二人席へと通される。
早速、タッチパネルのメニューを開き、どんどんと品を注文していった。
ももに、つくねに、ネギまに……あ、唐揚げも追加しよ。
「俺並に食うじゃんw」
私があれこれ注文するから、キヨくんがからかってくる。
『だって、お腹空いてるんだもん！』
先に頼んでいた飲み物が運ばれてきた。
「『乾杯」』
キヨくんはコーラ、私は烏龍茶。
一口飲むと、次から次へと商品が運ばれてきて……あっという間に狭い机は焼き鳥で埋まる。
私は、当店おすすめメニューと書かれていたつくねから手をつけた。
ん〜〜美味しい
朝以来の食事というのもあり、普段の何倍も美味しく感じる。
つい、口角が上がってしまうほど。
「A、めちゃめちゃ美味そうに食うよな」
そう言われてキヨくんを見ると、食事には手をつけず、テーブルに肘をついて私を見ていた。
あまりにも私を愛おしそうに見つめるから、なんだか少し恥ずかしい。
『そんなに、見ないでよ……』
「ごめん、つい」
すると突然、キヨくんが席から少し腰を浮かし、私の方へと手を伸ばす。
え、何？
咄嗟の行動に驚いて、思わずぎゅっと目をつぶる。
口元になにか当たる感触を感じて、目を開けると、タレのついた親指の腹をこちらに見せていた。
「ついてた」
そのまま、ペロッと舌で舐めとったキヨくん。
その瞬間、恥ずかしさが込み上げてくる。
それは、いい歳してタレを口につけた事への羞恥心なのか。
それとも、キヨくんに口元を拭われた事への恥ずかしさ、なのか。
その後は、会社の愚痴を聞いてもらったり、趣味の話をしたり……
私ばかり話していたような気がするけど、キヨくんは嫌な顔ひとつせずに付き合ってくれた。
私がトイレに行ってる間に、キヨくんがお会計を済ませてくれて、そのまま自宅へと送ってくれる。
なんだか至れり尽くせりだな、なんて、帰宅後に入ったお風呂の中で考えていた。
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ひばり(プロフ) - ゆーみさん» 愛を叫んでいただきありがとうございます！笑 嬉しいです〜！ (2020年8月27日 21時) (
レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - うぬぅ！こぉれすきだああああ(？？？) めっちゃ好きですこれ！！ (2020年8月27日 20時) (レス) id: 764e348d9e (このIDを非表示/違反報告)
ひばり(プロフ) - ゆきさん» わぁ！ゆきさん！私、ゆきさんのお話大好きなので、そんな方からコメント頂けて嬉しいです……！！ありがとうございます……！ (2020年8月23日 20時) (レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - コメント失礼します！あ……面白そう……と思ったらひばりさんの作品でした、、、。前作のお隣さんも陰ながら見てました！これからも更新頑張ってください！！ (2020年8月23日 20時) (レス) id: 0ee34f3752 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひばり | 作成日時：2020年8月22日 17時
