懺悔 ページ22
−rt side−
Aが部屋からいなくなってから、
実況を撮る気になんてなれなかった。
それだけでなく、
食事はおろか睡眠もろくに取っていない。
こんなにも俺の生きる糧になっていたのか……
この状況になって
改めてAの存在に気づかされる。
いつから歯車は狂ってしまったのだろう。
Aにキヨ君を会わせた時だろうか。
キヨ君を会わせた理由は、
Aが笑わなくなったからだった。
自分ではもう
Aを笑顔にさせることが出来なくなっていて
男に会わせるのは抵抗があったけど
信用できるキヨ君ならとAに会わせた。
あの適当男キヨ君なら
いつもの冗談でAを笑わせくれるんじゃないか
なんて淡い期待を抱きながら。
でもキヨ君に会わせなければ、
今頃Aは___
「ここにいたのに……」
何も悪くないキヨ君まで恨んでしまいそうになって
急いでその考えを否定する。
やっぱり
元凶は暴力で
俺自身が狂わせてしまったんだ。
「ごめん……ごめんA……」
もうここにはいないAに向けて
謝罪の言葉を何度も並べた。
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ひばり(プロフ) - emiさん» 前作に引き続き読んでいただきありがとうございます〜!!すごく嬉しいです……!これからも応援よろしくお願いします! (2020年5月29日 7時) (レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - 待ってました!!(誰) 前作も見ていました!ひばりさんの作品大好きなんです!!体に無理がない頻度で、更新頑張ってください! (2020年5月29日 5時) (レス) id: ec0b5da59b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひばり | 作成日時:2020年5月28日 7時