確信 ページ4
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フジ面白そうなカードゲーム買ったから5人で撮らない?
日付がもうすぐ変わるという時間帯に
フジからLINEがあった。
俺はすぐに、
キヨ了解。日程は皆で勝手に決めて
と送る。
なぜかレトさんの家で撮るのが当たり前となっている
カードゲームのプレイ動画。
正直、レトさんの家に
行きたいような行きたくないような……
なんとも言えない心境だった。
レトさんの怒鳴り声を聞いたあの日から、
俺はレトさんの家には行っていない。
行くタイミングがなかったっていうのもあるけど、
あれからなんとなく気まずかった。
でも、
なんであの日レトさんは怒鳴ったのか。
興味がないのかと言われたら嘘になる。
このもやもやがずっと続いている状態にいい気持ちはしなくて、
早く真相を突き止めてしまいたいと思った。
そんなことを考えていると、
いつの間にか撮影日は明後日に決まっていた。
.
約束の日になり家へと向かう。
レトさんと相変わらず作り笑顔を浮かべるレトさんの彼女が出迎えてくれた。
「キヨくんが一番乗りなんて珍しいやん」
そう言って
俺を家の中へと上げる。
今日レトさんの家に行くことに妙な緊張感があって、
そわそわしていた俺は約束の時間よりも早く着いてしまった。
レトさんとレトさんの彼女との三人の空間は
正直気まずい。
皆それぞれが気を使っているような状況で
それに耐えかねたのか、
『私、お茶入れてきますね』
と彼女は席を立とうとした。
「あ！俺も手伝います……！」
咄嗟に俺は声を掛けてしまう。
その行動に二人は驚いたような表情をしている。
そりゃあ普段こんな事しない男が
突然手伝う。なんておかしいと思うだろう。
俺だってそう思う。
でも、この間の真相を確かめるには
レトさんではなく彼女に問いただす必要があると思った。
だから、
二人っきりになるタイミングをずっと狙っていた。
『それじゃあお手伝いお願いしてもいいですか？』
俺の申し出を承諾してくれる彼女。
俺は彼女と一緒にキッチンへと向かう。
俺をものすごい形相で睨むレトさんのことなんて
気づかないフリをして＿＿＿
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ひばり(プロフ) - emiさん» 前作に引き続き読んでいただきありがとうございます〜！！すごく嬉しいです……！これからも応援よろしくお願いします！ (2020年5月29日 7時) (
レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - 待ってました！！(誰) 前作も見ていました！ひばりさんの作品大好きなんです！！体に無理がない頻度で、更新頑張ってください！ (2020年5月29日 5時) (レス) id: ec0b5da59b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひばり | 作成日時：2020年5月28日 7時
