きっかけ ページ13
あれは遡ること半年ほど前。
Aと同棲を始めたばかりの頃だったと思う。
『今日は会社の飲み会がある』
と俺に言い残し、
Aは会社へと向かっていった。
時刻は既に深夜の二時。
飲み会だからって余りにも遅くない？
心配になり2時間前からLINEを送り続けるも
返信は愚か既読もつかなかった。
ソワソワしながらソファの上でAを待つ。
すると、玄関の方から話し声が聞こえた。
Aが帰ってきた。
そう確信した俺は
急いで玄関へと向かいドアを開ける。
そこには泥酔したA＿＿＿
とそのAを支える見知らぬ男の姿があった。
俺と目が合ったその男は、
「あ、れ……？えっと……」
と明らかに動揺している。
俺はすかさず、
「彼女を家まで送っていただきありがとうございます。あとは俺がやるので、お帰りください。」
と冷静に言い放ち、
Aを男から引き剥がした。
男は「なんだよ……」
と言い残した後にその場をあとにしていった。
おそらく見た目からして
あの男はAの同僚か後輩だと思う。
Aを見る目、腰に回す手つきから見るに
明らかにAのことを狙っていた。
俺がいなかったら、
Aに手を出していたに違いない。
Aに向ける気持ちの悪い視線を思い出すだけで
虫唾が走った。
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ひばり(プロフ) - emiさん» 前作に引き続き読んでいただきありがとうございます〜！！すごく嬉しいです……！これからも応援よろしくお願いします！ (2020年5月29日 7時) (
レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - 待ってました！！(誰) 前作も見ていました！ひばりさんの作品大好きなんです！！体に無理がない頻度で、更新頑張ってください！ (2020年5月29日 5時) (レス) id: ec0b5da59b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひばり | 作成日時：2020年5月28日 7時
