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どうしたどうしたと近づいてきたチャンビンの瞳越しに見えた私の姿は酷く醜く、滑稽で、吐き気がするほどだった。
唯一の友人が姿を消して、それまで私は一人でも大丈夫だ、と思っていたのは根拠のない自信に過ぎなかったのだと気づいた。
拠り所が無くなって、それでも時間は止まることなく過ぎていって、彼は私にとって大きすぎる存在だったのだと、どこか依存してしまっていたのだと自覚してからは、自分がどんどん弱く、不安定になるのを感じた。
就職してからは特に死にたいと強く思うようになって、でもあんな職場でも周りに迷惑を掛けて死ぬのも嫌で、自分の仕事を一通り終わらせて、終わらないものは引継書を作って、それでやっと死ねると思ったら、強制的に延命させられて。
憶えていても苦しいだけだから、どうにかして忘れようとした人間が、目の前に現れて。
こんな人間に手間と時間を割かせて、望んでないものだとしても、なんだかんだ最低限かそれ以上のものを提供されている事実は揺るぎないものなのに、それだけに懲りず周りを振り回して、感情に任せて言葉を吐いて、泣き顔まで晒す始末。
なんだこれ、一生をかけても消化しきれなさそうな惨めさを、ものすごいスパンで浴びている。
なんだ、やっぱり生きていたって碌なことがないじゃないか。
でもその生きるという選択をしたのも、それは決して前向きなものではなかったけれど、結局は自分の弱さと愚かさが原因で。
自分の中で矛盾が生まれるたびに、そのズレに苦しくなって、この世に存在すること自体が間違いなんだという結論に至る。
どう足掻いても、私は私のどうしようもなさから抜け出せない。
いっそのこと全ての感情を捨てられたら楽なのに、捨てられるどころかそれに支配されて、もはやどれが本当の感情で、自分なのかも分からない。
『…死ななきゃ、』
痛くてもいい。苦しくても、残酷でもいい。
どんな方法でも構わないから、はやく、消えたい。
「う〜ん…取り敢えずお菓子でも食べよっか？」
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こと(プロフ) - 初めまして🙇♀️質問なのですが以前セブチのマンネのお話書いてらっしゃいましたか、？ (3月25日 15時) (
レス) id: 12b873ee35 (このIDを非表示/違反報告)
きびだんご(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…この作品を作ってくれてありがとうございます🫶 (10月14日 23時) (レス) id: 9efe01ec08 (このIDを非表示/違反報告)
えまのすけ - ダークな世界観ながらも皆の優しさを感じてとても好きです、、！！BC推しでなかなか小説ないのでありがたいです、更新頑張ってください…！ (10月8日 1時) (レス) @page19 id: 344af6e19c (このIDを非表示/違反報告)
しろくも(プロフ) - サメ?さん» ありがとうございます！更新を楽しみに待っていただけるようなお話にしたいと思います☺︎ (9月22日 17時) (レス) id: c5380ca731 (このIDを非表示/違反報告)
しろくも(プロフ) - ぱくちーさん» ありがとうございます！私もBCの話に飢えてまして、どうせなら書いてしまえ！となった次第です🤭是非これからも楽しみにしていてください☺︎ (9月22日 17時) (レス) id: c5380ca731 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろくも | 作成日時：2023年9月21日 0時
