No.3 ページ3
〈日高side〉
『東京ドームまだまだ盛り上がり足りないよ!!まだ声出せるでしょー!!!!』
正直びっくりした。
俺のライブを見にきてくれた女の子が、あの国民的なアイドル
『Melt』のメンバーだったこと。
そして、不動のセンターである柊Aだったこと。
ああいう子も、ライブ見てくれてたんだなあ。
世界は狭いと思う。
キラキラとステージを歌いながら踊る彼女は、
まさに"圧倒的なアイドル"である。
あっという間に2時間半が過ぎ、気がつけばほとんどの人が退場しているというのに、俺は動けなかった。
光「楽屋呼ばれてたけど、住んでる世界違いすぎ、、、」
もちろん『Melt』はメディアの露出も多く、観たことがないという訳ではない。
ただ、持ち時間の少ない音楽番組にはない心の揺さぶりを感じる。
?「日高くん?!ここで何してるの?!」
そう近寄ってきたのは同じAAAというグループで活動している宇野だった。
光「宇野!、、お前こそ興味あったのか、『Melt』」
実「勉強だよ。参考になるの!特にAちゃんの歌とダンスと表情管理、、、!」
キラキラとした宇野の表情を見て、Aさんが憧れなんだと知る。
実際、Aさんに憧れてアイドルを始めた人も多いんだとか。
?『日高さん!、、、と宇野さんですか?』
実「?!日高くん、知り合いなの、、、?」
びっくりしながらもAさんに自己紹介する宇野。
『実は、先日日高のライブを見させていただいて日高さんの音楽にとても惹かれてしまって、、、それで今日お誘いしたら来てくださったんです!宇野さんも良かったら楽屋いらっしゃいますか?』
受付のスタッフさんがお渡しするの忘れてたみたいで、、、まだ座席にいて良かったです!と、スタッフパスを差し出してくれた。
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作者名:ちゆ | 作成日時:2023年11月12日 2時