また ページ6
今日はAとデートの日
Aの隣に立てるような格好をしなければ。
待ち合わせはAの家の最寄駅。
電車に乗れば10分で着くのだが、
大抵ナンパされかけているので、
30分前にはいるようにする。
それを知った彼女は
待ち合わせの25分前に必ずくる。
なんで5分遅いのかは、
キヨ君が少し遅れても私が丁度に来れるから、らしい
A「キーヨ君！」
後ろから抱きしめてくるA。
キヨ「…ん。手、つなご。」
A「ちょっと照れてるー♡可愛いぃ♡」
キヨ「うるせっwwほら、行くぞ？」
俺らがやってきたのは水族館
A「キヨ君ー！見て！タコ！！タコ！！」
タコを見てはしゃぐA。
思わず写真を撮る俺。
A「うんうん、可愛いよね！このタコさん！
撮っちゃうのもわかるよぉ〜♡」
言ってしまえば可愛いとは言えないタコを撮ったと
思っている目の前のアホを
どうにかしてほしい。
キヨ「あ、A、ペンギンだって」
A「え！！行く行く！！！！いこ！！！」
キヨ「っちょ！！手！！離すな！」
A「あ、キヨ君みたいなのいる〜！」
キヨ「え、俺みたいなの？どこ？？」
A「右の方で1人で立ってる子！」
キヨ「え、俺あんな感じなの？」
A「そうだよ〜ぼんやりしててなんか
いつの間にか転んでそうな感じ似てる〜！！」
どうやら彼女は俺の事をそう思っているらしい。
キヨ「似てなくね？？え、似てる？」
A「うん！！！なんかほっとけない！！」
キヨ「好き」
A「！！へへっ私もっ！」
一通り見終わって店を見る。
A「キヨ君！タコさん！」
本物が嘘かのように可愛いフォルムの
タコのぬいぐるみに見つけたAは大はしゃぎ
キヨ「買うか！！最近なんもAにしてあげれてねーし！」
A「デートしてくれるだけで大満足ー！！」
そう言ってタコを元の場所に戻そうとするAを
制してタコの頭を握りしめレジに向かう。
A「あぁー！タコさんの頭がぁ！！」
レジに向かう事より先にタコの頭を心配するアホ
A「キヨ君、ありがとう！！！！」
キヨ「んなの大した事ねーよw
このタコじゃ足りないくらいだろw」
A「私大満足！！！本当にありがとう！！！」
キヨ「おう！またいこーな！」
また
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作者名：オーロラ | 作成日時：2019年12月14日 13時
