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Ep.25 ページ25
伊野尾side
「·····ん、なんだ、」
朝、目覚ましの音ではなく、何かが落ちたようなドンッという音で目が覚めた
結構鈍い音だったけど、山田がなんか落としたのかな
「やまだー、だいじょぶかー？」
寝ぼけていた頭が一気に冴えた
リビングに落ちているものは無く、そこにはパジャマ姿の山田が倒れていた
「やまだっ！」
急いで駆け寄ると、おでこには冷えピタが貼られていた
体は熱いし顔も赤い
「····とりあえず運ぶか」
倒れていた山田をお姫様のように抱き上げて、ちゃんと寝室のベッドへ寝かせる
酔ってたし風呂入ってないしさっき見たら毛布落ちてたし、完全に風邪だな
「やまだ、分かるか？なんか欲しいもんある？」
「んー、···水、置いといてください。迷惑かけてすいません。」
「いいからいいから、今日はしっかり休めよ」
珍しいことはここまで続くか
帰りにゼリーでも買ってこよう
_&
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作者名：ナギ.×
| 作成日時：2018年6月3日 1時
