今日:5 hit、昨日:23 hit、合計:60,760 hit
小｜中｜大
Ep.20 ページ20
伊野尾side
「それは嫌だ」
自分でも驚くくらい素直に言葉が出てきた
山田を忘れることなんて、俺にはできないし、したくない
でも、·····好きだからではない
「何もかも違うのに、一緒に暮らすのは無理です」
「でも、でもさ、なんていうか、····俺にはお前が必要なんだよ。だから、これからも、友達として？今まで通り普通にさ、暮らせないのかな」
「·····だから無自覚は嫌なんだよなー」
「え？」
振り向いた山田の目は、少し濡れていて、
瞬きをすると、一筋の涙が流れた
山田のあんな顔、初めて見た
「やまだっ、
「もう、普通になんて戻れません」
少し背伸びをして、俺のおでこに何かが触れる
唇と気づくのに、そう時間はかからなかった
「じゃ、俺の友達に呼ばれてるんで」
その日、結局山田と帰ることはできなかった
_&
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナギ.×
| 作成日時：2018年6月3日 1時
