モブヤンキーの逆襲 tk × in

・先輩なめんな # ページ48

伊野尾side




はぁぁぁあ？？

何言っちゃってんのこの弟は！！！



話してる最中にもたかきはまた動き出して、溢れそうになる声を必死に抑える





「っいやいやいや、はぁっ、そんなムリ、···っ、ぁ」


『ほらー、今どんな事されてんの？』





たかきを睨みつけても、止まらない腰の動き


耳元ではゆーりくんが楽しそうに笑った




くそっ、こうなったらっ····！！





「たかきっ····」




たかきに向かって手を伸ばして、そのまま膝に座るように起き上がらせてもらう



スマホはベッドに置いて、自由になった手を背中に回した





「いーか弟、今からにーちゃんがどこをどんな風にされると弱いか実況してやるからな！」






たかきとは何回もいちゃいちゃした


いつもやられっぱなしだけど、やられっぱなしなりにいろいろ探って見つけたんだから





「はぁあ？おまえっ、ちょっ····ッ、」


「ふふっ、すごい、ふるえてる、背中弱いのかわいーね」





たかきの弱いところ、背中を指先で優しくなぞれば、俺の胸に頭を寄りかからせて顔を隠した



あと、腰の近くもだめなんだよなぁ······っ、ほら





「んっ、あ、おっきくなった····っ！」


「おまえっ···」


「中ですっごいビクビクしてるよ？ねぇ、きもちい？＿＿＿＿あ」





ゆーりくんに聞こえるようにわざと大きな声でそう言えば、凄いスピードで電話を切ってスマホを遠くへ投げた



体制は簡単に崩されて、またさっきのように俺を見下ろすたかき



今にも牙をむき出しそうなオオカミみたいな目、その目好きなんだよね





「煽りすぎなんだよ。もっと酷くされたいワケ？」


「ふふっ、·····そうかもね」





首に腕を巻き付けて引き寄せる



今度こそ、上手くキスマークが付いた





_&小話fin

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