ボフっorぐしゃぐしゃ ページ26
伊野尾side
かくかくしかじか、あの傷の原因を聞いたけど、どうもたかきは大事なことに気づいてない
「女の子、·····惚れたな」
「はぁあ?」
「いやいや、だってそんな漫画みたいな展開ヤバいでしょ。不良に絡まれた所を助けてくれて、しかも自分の代わりに殴られて、手引っ張って抱き締めて守ってくれたなんて、どこの恋愛漫画だよクソが」
「何でそうなるんだよ、てか口悪ぃな」
たかきは腑に落ちてないみたいだけど、俺には分かる
だって王道のやつじゃん、ヤンキー×ひ弱学生なんてよくある話、そういう漫画も読んだ事あるもん
俺の話にはもう興味が無いのか、たかきは渡したプリントに目を通していた
口元はまだ血が滲んでて、あー痛そう
「昨日なんで早退したの?」
「·····別に」
「あっそ。じゃあ、今日何で休んだの」
「この傷バレたらヤバいだろ。俺こんなだから、殴られただけって言っても信じてくれなそうなヤツらばっかだし」
「んー、まぁ、俺は信じるけどねぇ」
そう言ったら、何故か驚いたような表情を見せたたかき
すぐに目を逸らされたけど、俺変なこと言ったかな
「まあいいや。じゃあ明日はちゃんと行けるように、俺が手当してやるよ」
訳あってカバンの中にレギュラー入りしました、こちら絆創膏
小さめサイズを破いて、たかきの正面に座った
「ほら、貼るから口閉じて。動かないでよ」
「ん」
「__あ、ちょっとズレたわ」
「慧って唇の形綺麗だな」
貼り終わると真剣な顔でそんなことを言われた、てか初めて言われた
俺の頬に手のひらが触れて、親指で唇をフニフニされる
「そんなマジマジ見んなっ···」
顔を腕で隠そうとしたら、その手を優しく退かされて近づく顔
大人のヤツかと思って肩に力を入れたけど、唇はあっさりと離れた
「ん、元気でたわ」
「·····もし、明日先生になんか言われたら、俺が庇ってあげる」
「おう、よろしく」
頭をぐしゃぐしゃされて、たかきは優しい笑顔をする
なんだか無性に恥ずかしくなって、このあとすぐにたかきの家を出た
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0131&0326LOVE - ナギ.×さん» こちらこそ本当にありがとうございます!私のたかいののリクエストからとても良い長編作品が作れとても凄いです!毎日とても楽しみにしてました!あと少しなのが本当に名残惜しいです、、また、リクエストもさせていただきますのでこれからも、よろしくお願いします! (2020年6月14日 23時) (レス) id: 0f6d278708 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ.×(プロフ) - ひろこさん» コメントありがとうございます。おうち時間の暇つぶしに少しでもなれていたようでとても嬉しいです!残りの話数も少ないですが頑張ります。 (2020年6月14日 12時) (レス) id: 2001cb8a15 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ.×(プロフ) - 0131&0326LOVEさん» コメントありがとうございます。リクエストから始まり、こうやって長編を書けたのが凄く楽しかったです!残りわずかですがお楽しみください。 (2020年6月14日 12時) (レス) id: 2001cb8a15 (このIDを非表示/違反報告)
ひろこ(プロフ) - こんな時節柄楽しく読ませていただきありがとうございました。毎日元気をもらい明るい気持ちになりました。ご無理にならない程度でいいので続編も楽しみにしております。 (2020年6月14日 8時) (レス) id: 89ba0a4b53 (このIDを非表示/違反報告)
0131&0326LOVE - 完結おめでとうございます!!毎日、更新されていたのがとても尊敬ですし、それにとても良い作品でしたのも、本当に尊敬します!!本当に凄く凄く良い作品でした!!とても、良かったです!2人のその後も楽しみにしてます!!これからも更新、頑張ってください!! (2020年6月14日 7時) (レス) id: 0f6d278708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナギ.× | 作成日時:2020年5月6日 12時