第5話 ページ7
「信じられないかも知れないけど
僕は君の味方だ」
何回説明しようとしただろうか
何が目的だとばかり言って聞く耳を持たない
「これはあまり言いたくなかったんだけど…
聞きたまえ!僕はFBIだ!!」
静かになるがそれも一瞬
そんな嘘が通用するかとこれまた聞く耳持たず
「新!!!
僕が奴らの仲間だと言うならば!!!
何故僕は君を庇う?!!」
そう叫ぶように問うと、やっと静かになってくれた
「正真正銘のFBI捜査官の古谷澪華だ
戸籍はあるが偽名だ、本名は名乗れない
いや、名前は10年前に捨てた…」
「捨てた…?」
僕の真剣な目を見てやっと信じてくれたようだ
「あぁ、どういう意味かは教えられないけど」
「大丈夫!新は絶対僕が守るから!
命にかえても!!」
流石に命は重すぎたかもしれない
「女に守られるだけなんて御免だ
俺だってオメェのこと守るかんな
命にかえても」
ある人はある人をシルバーブレッドと呼ぶ
君もそう呼ぶに値する価値があると見える
君は僕の希望だ
言葉にはしないけど
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作者名:キヨ@kiyo | 作成日時:2016年5月19日 17時