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雨 2(じんたん) ページ16

びっくりして一気に空気を吸い込んでしまい、咳きこんだ

『あ、あめっ やみませんね。』

話の逸らし方が 下手すぎる。

でも、恥ずかしさと緊張と不安と訳の分からない感情が邪魔をしてきて 伝えられそうになかった。



好き その一言を 彼に 伝えるだけなのに。

じ「そうだね やんでくれないと困るんだけどな」


じ「ねぇ、お願いしてみようよ」


『お願い...?』


じ「そ、天気の○みたいにさ、お空に 雨がやみますようにって頼むの。」



じんくん、かわいすぎるよ。

こんなに可愛い成人男性あなたしかいないよ。

もう、改めて思う。 じんくんしか勝たん


じ「ほら、目閉じて 手組んで」

じんくんの言われた通りに 目を閉じて手を組んだ。

雨の音だけがポツポツと私の耳をかすめる


ごめんなさい。じんくん 私


雨がやみますように なんて願いたくない。


出来ればこの時間がずっと続いて欲しいと思ってる。


雨 なんて やまなければいい 。


そんな私の思いは虚しく、しばらくすると雨があがってしまった。

じんくんは私の横で目を輝かせて

すごくない!?

って画面の向こうでみるのと同じキラキラの笑顔を私に向けている。


今日で 好きが 一気に 増した気がする


寂しいけど、所詮私は ゛ファン ゛ だから。


『じんくん、ありがとうございました。じゃぁ、』


じ「待って」

一足先に屋根から出ようと1歩踏み出した時じんくんから引き止められた

心臓が飛び跳ねる

じ「君の 名前 教えてよ。」

『...え?』

じ「あ、俺すぐ忘れちゃうからさ、これで書いて」

そう言いながら私にペンを渡してくる


ああ 忘れてた

この人 ずるいひとだった。

大きく息を吸って じんくんの腕にペンを走らせた

推しの腕に何か書くことなんて 絶対ないよ

『書きました』

じ「ありがとう」

そんなふうに笑わないで、

これ以上好きにさせないで

『さよなら』

じ「さよなら、またね 」

またねって言葉は

どれくらい 信じていいんだろう。









じんたん side


可愛い子だったな ...。

出会ってすぐの子にここまで惹かれるのは初めてだった

名前なんて聞くつもり無かったのに。

そう思いながら腕をまくって 名前を確認、

しようと思ったら出来なかった。



゛ 大好きです ゛


じ「なにこれ、」

じ「ずる、」


多分 今 俺は 顔が真っ赤だ


「また、会えたらいいな。」

雨上がりの水溜まりを見ながら呟いた


雨/じんたん
おわり

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わおん! - じんたん可愛すぎますね………w (2023年1月8日 7時) (レス) id: d63bb5c6e8 (このIDを非表示/違反報告)
わおん! - いや、普通にいい作品すぎる…!更新待ってます! (2023年1月8日 7時) (レス) id: d63bb5c6e8 (このIDを非表示/違反報告)
ルな(プロフ) - 控えめに言って最高です ✨ 更新待ってます !! (2022年8月30日 11時) (レス) @page16 id: 0c9a247f04 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - テオくんの本名寺島大輝(おおき)です (2020年8月31日 14時) (レス) id: 1e41210071 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:野良猫のさーや | 作成日時:2019年10月16日 11時

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