てみじ依存性発症

大事な人 （ テオくん ） ページ1

あなた side
( 付き合ってる)




『 テオくん、好きだよ 』


テ「 ... はぁ っ ！？」

テオくんは マリオカートをしていた手を止めて
大きく見開いた目で 私を捉えた。

テ「 今なんて言った ？」

『 え、だから好きだよって 。』

『 あ、テオくん 12位に なっちゃった、』

テオくんは 私の言葉で もう一度 画面に視線を戻した

テ「えぇっ！1位だったのに...ってんなことどーでもいいんじゃぁーーい！」

テオくんの突然の大きな声で 耳がキーンとなる


テ「 どうしたの？ なんかあった ？」


私は 彼氏に 好きだと伝えただけで 心配されるの ？

え、この人 一応 わたしのかれしだよね？


『 え？なんもないよ ？笑』

テ「 え、だってだって！普段 全然好きって言ってくれないじゃん」

テ「 俺が言っても 知ってる。とか、うん。とかだし！」


私ってそんな冷たかったんだ(自覚なし)


テ「 だからびっくりした。急に言われて」


『 言いたくなったんだもん。』




テ 「何それ可愛い ！」


テオくん の その言葉に 私は顔が熱くなる


テ「 顔 赤いでちゅよ？」



『 ... っ ぅるさ、』


テ「 んもぉー 可愛いなー」


突然腕を引っ張られて 気づけばテオくんの腕の中

いい匂いするし あったかいし 、、、、



『 落ち着く。 テオくんにぎゅーされると』


テ 「 ねぇ、今日ほんとに可愛すぎるよ ？」


『 なんか、甘えたい気分なんだもん』


テ「 デレ期なのかな？」


『 そうかもしれない、笑』





テ「 俺ね、最近不安だったんだよ。 さあや ほんとに俺のこと好きなのかなぁって」

か細い テオくんの声に 私は 驚いて 顔を上げた


『 えっ、 なんで、』


テ「 だーって、さあや冷たいし？何考えてるかわかんないんだもん」


『 ...ごめんなさい 。』


テ「謝らなくていいって。」

テオくんは 私の頭に手を添えて 優しく笑った


テ「 だからよかった、 俺 まだちゃんとさあやの心にいるんだね 、」


『当たり前でしょ』


『 どんなにうるさくてうざくて へんたいでゲームばっかりで、えーと、馬でも！！』

テ「 オイ ？」

『 テオくんは 私の 大事な人だもん』


テオくんは嬉しそうに笑って私を抱きしめた。

改めて実感した。
テオくんのおかげで私は今幸せなんだ




テ 「 ねえ」

『 ん ？』





テ 「好きってもう1回言ってよ」





大事な人 / テオくん
終わり

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