また明日。《4》

♯184 ページ34

協力とか、しなくていいって……
何言ってもこの人には通じない気がして、もう言うのも諦めた


A「ただいまー……」


樹「おかえりー。疲れてるね？(苦笑)」


A「元気だけど、気分的に疲れた。あ、もう準備出来てる！手伝えなくてごめんね」


慎「よしっ！！海入りましょ！！A、着替えて来たら？」


A「あー…うん(笑)」


壱馬「俺らも着替えよかー」


樹「そうですね」


長谷川くんが近付いて来て、小声で言った


慎「ねぇねぇ……世の中の男ウケって、陸さんの事だったんだねー(笑)」


A「……え？？」


慎「水着！！それならそうと初めから陸さんウケって言ってくれたら良かったのに。それ、絶っっっっっ対に陸さんウケ良くないと思う(苦笑)」


A「えーーーー(泣)そういう事、言わないでよ……」


慎「Aが言わないからじゃん(笑)どう？話せてる？」


A「うん、何とか話せてるよ」


慎「そっか(笑)…樹さんは？壱馬さんは？」


A「樹くんは普通に話してる。壱馬さんとは全然話せてないけど。あ……先に陸くんにバスタオル返して来るね！」


慎「早く着替えて来いよ！待ってるから！」


A「うん！！」


陸くんのバスタオル、いい匂いがする……
何の柔軟剤なんだろ？？自分で洗濯してるのかな？


A「陸くん、バスタオルありがと(笑)」


陸「あぁ、使ってていいよ？(笑)」


A「え？陸くん困らない？私自分の持ってるよ？」


陸「俺大丈夫。自然乾燥するから(笑)」


A「自然乾燥？(笑)でも、シャワー浴びた後使うでしょ」


陸「じゃあその時まで持っててよ。日除けにでも使って」


A「じゃあ持っとくね(笑)使う時言ってね」


陸「うん(笑)あ、後でコンビニ行くから忘れないでね」


A「忘れないよ(笑)」


忘れるわけ、ないじゃん

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