また明日。《4》

♯181 ページ31

祭「早く〜海〜！！！入りたいー！！」


陸「まだ用意終わってないじゃん」


黙々とバーベキューの準備をする陸くんたちの横で、祭さんが早く早くと急かす


陸「先に一人で入って来なよ。これ用意するまで動けないよ？」


祭「じゃあ先に日焼け止め塗ってよ」


壱馬「あーイライラする……(怒)」


あからさまにイライラを口にする壱馬さん……
長谷川くんも樹くんも苦笑いして祭さんに呆れてる


樹「ワガママって言うか、自己中………」


慎「壱馬さんもだけど、陸さんも結構イライラ募ってそう」


壱馬「無いわー。陸さんの友達ちゃうかったら、帰れっ！って怒鳴ってまうわ」


陸「Aちゃん、悪いけどちょっとこっち来れるー？」


A「あ、はーい！」


少し離れた所から陸くんが私を呼んだ


A「何？」


陸「悪いけど、祭に日焼け止め塗ってくれない？適当でいいから」


A「えっ………あぁ……うん、わかった」


陸「俺に塗れって言うんだけどさぁ、触りたくないんだよね。悪いけどお願いしていい？」


A「祭さん怒らないかな？陸くんに塗って欲しかったんだと思うよ？」


陸「もし文句言って来たらすぐ俺に言って」


A「分かった。塗って来るね(笑)」


陸「頼むねー(笑)あ……………Aちゃんは樹にお願いするの？」


A「……え？」


陸「………嫌だなぁ……って。……思った」


A「あ………えっ？あの……自分で…塗ります……」


こういう時、すかさず「陸くん塗って！」って言える子だったらなぁ……って心底思う


陸「もし背中塗れなかったら言ってね。俺塗るから(笑)」


A「えっ！？！？……はい////」

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