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ガラス玉？
『あー！あげたよ、私！茶屋のお婆さんのお手伝いしてたら貰ったんだ！せっかくだからるぅとにあげようと思ったの！』
「綺麗だね…ビー玉みたい」
「もう異世界の単語に反応しないからね」
でも、どうしてまたこんな物が？
「なんでこの2つなんだろう」
「共通点は、2人に思い入れというか、大事にしているものだよね？」
「せやな」
僕の手の上に乗ったガラス玉をころころと動かすと、、陽の光にあたって透明度が増した。
〔時間だ〕
僕はガラス玉を落としてしまった。
なんだ、今の……。
頭に直接声が響いて、ぐわんぐわんする。
痛む頭を押さえながら見れば、Aも僕と同じように頭を押さえていた。
〔もう効果が切れるぞ〕
また聞こえる。何なんだ。効果？時間？なんの？
僕たちは揺れる視界に耐えられず、同時に倒れた。
それに気づいたみんなが振り返り、慌てて駆け寄ってきた。
口をパクパクと動かしているけど、聞こえない。
「きこ…えない……」
なんとか口に出したはずだけど、みんなには聞こえただろうか。
〔待ってください！もう少しだけ、居させてくれませんか〕
Aの声が聞こえた。でも、Aも驚いた顔をしているから、多分僕の目の前にいるAの声じゃない。きっとこの時代のAだ。
〔無理だ。もう随分と引き伸ばしてきた。このままじゃ時空の輪が破裂してしまう〕
〔じゃあ、最後にお別れだけ…！〕
僕の声。
〔お世話になったんです！せめて説明してあげたい！彼らに、お礼もできていない…〕
目を閉じると、泣いている僕が見えた。
あの時代の僕だ。大人の、僕。だけど目元を拭う姿が幼い。中身は子供のままか。
隣に、Aの姿が浮かんだ。2人の前に光が現れた。
〔うむ…。お前らの身が持たんぞ〕
〔じゃ、じゃあ！あっちの僕らはいいですか？〕
そう言って僕らを見た。
僕の隣にはA。
おかしな絵図だ。
大人の僕と、僕が初めて会ったA。
子供の僕と、子供のA。
〔こっち来い〕
向こうのAが手を振った。
僕らは顔を見合せて進んだ。
『あの…これはどういう……？』
〔ふぅ。まずはそこから話すか〕
声が聞こえる度、光が揺れた。
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赤い果実推し(プロフ) - ましろさん» えへへ〜！そう言って貰えて嬉しいです！そろそろ完結します😢 (5月19日 18時) (
レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - うわわ.ᐟ久しぶりの更新ありがとうございます😭✨このシリーズ、本当に大好きです… (5月19日 18時) (レス) id: d95368a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
赤い果実推し(プロフ) - ちゃっかり宣伝。 (5月19日 18時) (レス) @page13 id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
赤い果実推し(プロフ) - 叶乃さん» えっへへぇ〜！妄想だけで幸せになれるって幸せだよね(？)占ツク最 ＆ 高 (2023年3月20日 19時) (レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - かじつちゃーん！久しぶり！真っ赤な顔して話してる、るぅちゃんと夢主ちゃん…可愛い！ (2023年3月20日 18時) (レス) @page6 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤い果実推し | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/stprlo/
作成日時：2023年1月19日 19時
