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探偵ごっこ〜2-1〜 ページ15




るぅとside

翌朝。僕たちはいつも通りを装って家を出た。姉ちゃんは大学を中退してからというもの、部屋から出なくなってしまった。

もう自分を作るのは辞めたのかな。そんな考えが頭をよぎった。

あいつら(両親)はそんな姉ちゃんを心配しようともしない。まあ、元々わかってはいたけど。

それに、もしかしたらこれはラッキーかもしれないし。



「中学校か…久しぶりやなぁ」

「途中で友達に会わないといいけど…。」



僕たちは来客用玄関から入った。校庭の方からは朝練の声が聞こえてくる。それぞれ上履きの音を人気のない廊下に響かせながら校長室に着いた。

僕は校長室のドアをノックしながら、これでもし校長先生がいなかったらどうしようかと思った。

けどそんな心配は必要なかった。



「はい」

「3年の苺山です。校長先生にお話があります」

「どうぞ」



ドアを開けると校長先生は机と向き合って書類を手にしていた。

僕たちがぞろぞろと校長室に入ると、校長先生は目を丸くした。



「おはようございます。こちらに掛けてどうぞ」

「ありがとうございます」



ギリギリ全員、ソファに収まった。



「それで、なんの相談ですか?」



眼鏡の奥で校長先生の目が光った。

僕は説明した。姉について。大学やバイトを辞めさせられたことや、無理くり婚約させられて今は部屋から1歩も出てこないこと。
そして、僕らは姉ちゃんを守るためにこれから1週間、調査をしたいこと。



「だから、僕たちが学校を休むことを黙認して欲しいんです」

「黙認ですか?」

「はい。両親や姉たちには秘密で調査しなければ意味がないんです。1週間だけでいいんです。お願いします…!」



莉犬が頭を下げると、みんなもそれに続いた。



「いいでしょう。ただし、1週間ですよ。受験生だということを忘れずにね」



あと…、校長先生はにっこり笑って言った。



「私もお手伝いしていいかしら?」

「「ぜひ!お願いします!」」



この人が校長先生でよかった。

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赤い果実推し(プロフ) - えシンプルに疑問なんだけどなんでみんな続編の方に移動しないの…?泣くんだけど🥺びえぇぇぇぇぇぇ! (8月7日 21時) (レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
赤い果実推し(プロフ) - 叶乃@相方らぶちさん» 叶乃ちゃーん!!ありがとうっ!!テストがいい結果でモチベ高いから更新も頑張るよ!!コメントもありがとうね! (6月20日 13時) (レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
叶乃@相方らぶち(プロフ) - 果実ちゃん!!テストお疲れ様〜!!100人突破もおめでとう…!!更新頑張ってね!! (6月19日 13時) (レス) @page45 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
赤い果実推し(プロフ) - 叶乃@相方らぶちさん» わぁぁありがとおおおおぉ!うん、兄弟みんな必死になって頑張ってもらうよ笑でもまだクライマックスまで遠いぃぃ (5月31日 6時) (レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
叶乃@相方らぶち(プロフ) - 果実ちゃぁぁぁん!読ませてもらったよぉぉ!6人とも頑張れ〜!!夢主ちゃんのこと頑張って守るんだぁぁ(?)! (5月31日 4時) (レス) @page44 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤い果実推し | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/stprlo/  
作成日時:2023年3月22日 18時

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