エンターテイナーの昔話1.4 ページ11
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ジェルside
俺はころんと手を繋いで車に乗った。これが初めての経験。今までの移動は、たまにバスに乗るくらいだったからなんか新鮮。
俺は新しい家族を観察してた。
車を運転してるのはお父さん。なんか怖そうな人。その隣の席がお母さん。怖そうな人かと思ったけど、さっき笑いかけてくれたから優しい人なのかもしれない。
そして左右に髪を結んでるお姉ちゃん。寝てる。あと、髪の毛を結んでないお姉ちゃん。車に乗ってから1回も笑ってないけど、怒ってるんかな？
さとにいはなんか緊張してるみたいだった。ななにいは不安そうにさとにいを見上げている。
るぅりーぬはお父さんとお母さんができて喜んでるみたい。
あ、そういえば俺も親が欲しかったんだった。でもなんでかそんなに嬉しくないな。なんでだろ。
特に意味もなくころんの手を握り直して深呼吸した。
｢さあ、着いたわよ。起きなさい｣
体を揺らされて、ゆっくりと目を開けた。いつの間にか寝ちゃってたみたい。
｢ここどこなん？｣
｢ここはね、今からあなた達のお家よ｣
憧れの一軒家。お隣さんと並ぶと大きな家。
｢ほらA。全員連れてきなさいよ｣
『うん』
髪を結んでない姉ちゃんはるぅとたちを順番に起こして首を傾けて微笑んだ。
なんだ、怒ってないやん。
『おいで』
俺らはゆっくりと姉ちゃんのあとに着いて行った。玄関について、靴を脱いだ。また姉ちゃんのあとを着いていこうとしてから、先生に教わったように靴を並べてから言った。
｢おじゃまします｣
みんなも俺に続いてそれにならった。バラバラに言うから不協和音そのもの。姉ちゃんは振り向いて優しく言った。
｢今日から君たちの家だから、ただいま でいいんだよ｣
俺は少し悩んでから、小さい声で言った。
｢｢｢｢｢｢ただいま｣｣｣｣｣｣
打ち合わせなしでハモった。
｢A。その子たちに各自の部屋を教えてあげなさい。そのあとは夕飯作っておきなさいよ。あと、洗濯物が増えると思うけどよろしく｣
『はい』
お母さんは姉ちゃんの方を見ず、スマホをいじったまま言った。先程と態度が違いすぎてまた少し戸惑う。
『じゃあ君たちに一人一人の部屋をあげるから、２階に行くよ』
｢え？おれだけのへやぁ？｣
『うん。そう』
｢ぼくもぉ？｣
『みんなあるよ』
るぅりーぬは顔を見合せてやったー！と言ってはしゃいだ。
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赤い果実推し(プロフ) - えシンプルに疑問なんだけどなんでみんな続編の方に移動しないの…？泣くんだけど🥺びえぇぇぇぇぇぇ！ (8月7日 21時) (
レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
赤い果実推し(プロフ) - 叶乃@相方らぶちさん» 叶乃ちゃーん！！ありがとうっ！！テストがいい結果でモチベ高いから更新も頑張るよ！！コメントもありがとうね！ (6月20日 13時) (レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
叶乃@相方らぶち(プロフ) - 果実ちゃん！！テストお疲れ様〜！！100人突破もおめでとう…！！更新頑張ってね！！ (6月19日 13時) (レス) @page45 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
赤い果実推し(プロフ) - 叶乃@相方らぶちさん» わぁぁありがとおおおおぉ！うん、兄弟みんな必死になって頑張ってもらうよ笑でもまだクライマックスまで遠いぃぃ (5月31日 6時) (レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
叶乃@相方らぶち(プロフ) - 果実ちゃぁぁぁん！読ませてもらったよぉぉ！6人とも頑張れ〜！！夢主ちゃんのこと頑張って守るんだぁぁ（？）！ (5月31日 4時) (レス) @page44 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤い果実推し | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/stprlo/
作成日時：2023年3月22日 18時
