仮面のなかの顔【stxxx】【stpr】

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紫side

ついに第2位と発表……
俺のことじゃないのに緊張してきた……。

司会｢第2位は……！！！｣






司会｢花恋さんです！！！」

てことは…


司会｢1位は華さんです！｣

『やった……やったぁ！！』

Aちゃんは目を潤ませて座り込んだ。

俺はいてもたっても居られなくなって、思わずステージへ登る。

もちろん、みんな連れてね。

赤｢おめでとーっ！！｣

青｢やったね！やっぱAちゃんしか勝たんわ。｣

あ、本名……。

シーンと静まる会場。

『はいっ！本当に良かったです！』

本人は気にしていない模様。

疑問に思った俺の考えを感じ取ったのか、答えてくれた。

『これから、勝った私は
インタビュー受けますよね？
その時にどうせ本名出すので。』

｢｢｢え！？｣｣｣

驚く俺らを置いて、Aちゃんはインタビュー用の机に走っていってしまった。




ＮＯside

一人の少女が、臆することなく
テレビの取材に応じていた。

記者｢えーまず、勝利おめでとうございます！｣

『ありがとうございます。』

にこりとうれしそうに笑う。

記者｢では、質問に移りますね。
失礼ですが……始め、正直パッとしない
見た目でしたね。なぜそんな格好をしていたのですか？｣

『うーん……。順を追ってお話ししていきますね。』

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