仮面のなかの顔【stxxx】【stpr】 (ページ14)

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赤side

うひょぉぉ！
テレビ出れるかも！？
俺らが日の丸学校に通ってるって知ったら、
俺らの偏差値がバレちゃうなぁ？

俺は一人ニヤニヤしていた。本当は自分を落ち着けるためでもあるけど。

黄「何ひとりでにやにやしてんだろ…」

青「ほっとこ、ほっとこ」

桃「信号青だぞー。莉犬進めー」

あ。ほんとだ。
置いてかれるっ！

赤「待って待って〜！」

そして校門につくと、取材記者が溢れに溢れていた。

橙「おぉ…なんかすげぇことになっとる」

パシャッパシャッ

アナウンサー「こちら、日の丸高校前です。
生徒たちが登校してくる様子が見られますね。
ちょっとインタビューしてみたいと思います。」

うげー…通れないじゃん…
突然の報道変更に柔軟に対応するのは
尊敬するけど…

邪魔だな。記者。

『いや、私そういうのホント苦手で…それに、急いでるので…』

あれ。Aちゃん？
他の子はしつこい記者から逃げるように登校してるもんな。

取材する子がいなくて、必死に探してる記者さん。

紫「みんな。行こ」

「「「うん」」」

スタスタと記者の人へ近寄るなーくん。

紫「あの、取材なら俺らが受けますよ？」

これが営業スマイルと言うやつか。なるほど。

『ななもりさん…』

ほっとしたように口元を緩ませるAちゃん。
口元しか見えないけど。

記者「え！？苺木家様！？」

まぁ、Aちゃんの方が大物なんだけどね。

紫「はい。俺らが取材受けましょうか？」

記者「あ、お願いします！！」

Aちゃんを先に行かせる。
そして取材を受けた。無難に答えといたけどね。

青「ミスコンテスト、どんな感じなんだろう？｣

黄「聞いたところ、1年生が5人らしいけど…｣

桃「そのうち4人は幼なじみらしい…。」

誰が出るかは、
まだ分からないんだよね〜

まぁそんなこんなで迎えたミスコンテスト。
校庭にステージが設置されて、

･女子力面(調理)
･勉強面
･運動面
･歌声面
･ビジュアル面

の、5つで競うらしい…
審査員は10人。

るぅとくんところちゃんと一緒に
パンフレットを読んでいたら、

ミスコンテストがついに始まった。