仮面のなかの顔【stxxx】【stpr】 (ページ12)

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るぅとside

朝日が差し込み、僕は優雅に目覚める。

……わけもなく。

赤｢ねぇねぇねぇ聞いてよ！｣

隣の部屋から…
朝からうるさいですね…

青｢え！？うそ！？！？｣

桃｢それ、ガチか？なんで？｣

橙｢結構、ヤバない？それ｣

紫｢それにどれだけの価値が…？｣

もううるさくて眠れやしません。
あと20分ぐらい寝ようと思ってたのに

黄｢おはようございます。
朝からなんですか？
うるさかったのですが？｣

僕は仕方なく布団から出て莉犬をこづく。

赤｢いやいやいや！
そんなこと言ってらんないんだよるぅちゃん！！｣

青｢僕らもしかしたら、テレビ映るんじゃね！？｣

いや。普通に写ったことありますけど。財閥の息子ですけど。

桃｢これ見ろよ！｣

えーと？

黄｢【急遽決定。日本国民に絶対命令。
命令してきたのは誰？】

この記事、作成したのは1時間前？
結構、すごい速報…｣

桃｢早く続き読めって！｣

はいはい。

黄｢【昨日15時頃、政府に連絡が届いた。

　 “全国民に、明日の日の丸高校で行われる
　ミスコンテストを中継で
　放送することを命令する。“

　との事で、日本国民は必ずその中継を見ることを
　命令されている。これほど前に強い口調で
　命令されたことは、記録上ない。

　また、この連絡をした人物を知っているのは
　総理大臣だけ。未だ総理以外に差出人を
　知る人はいない。】｣

橙｢な？な？ヤバいやろ？｣

日の丸高校って……僕たちの？

しかも、ミスコンテストを中継？

紫｢全国民がこのミスコンテストを見るらしい。
子供から大人まで。これは命令。
俺らも従わなくちゃいけない。そもそも、
俺らは生で見るけどね。｣

赤｢誰がこんなことするんだろ｣

たしかに。ミスコンテストを中継して、
何がしたいのだろうか。

ちなみに、このことを知らされたのは今日。
つまり、当日という訳だ。

ミスコンテストに出場する予定だった何人かは、
テレビに映ると知り、辞退した。

また、飛び込み参加する人が1名。

計5人の女子が出場することに。