僕たち問題だらけの兄弟です4 【stpr】【stxxx】 (ページ16)

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ピコンっという音と振動で目が覚めた。

これはころにいのスマホ？表示されてる名前は…りいこちゃん！

「兄ちゃんたち！起きて起きて！！」

「んぅ…なにぃ？」

「もう1時だよ！りいこちゃんもう着いたって！」

「えっ！？」

だんだん頭がはっきりしてきた。そうだ、夕飯の片付けをしたあと会議の続きをしようとしたけどみんなで疲れて仮眠を取ろうとしたんだ。

時計を見て計算。10分のつもりが、3時間も寝てた。

「俺、迎えに行ってくるね！」

迎えと言っても、もう家の前にいるそうだ。

静まり返った家を忍び足で歩き、玄関を開けた。そこにいたのはりいこちゃんと…。

「りいこちゃん、生だ！！！」

一応小声のつもり。

「こんばんは」

「こっ、こんばんは！いらっしゃい。あの、今日はすみませんこんな時間で。あと、ありがとうございます」

「ううん、大丈夫だよ。私もまさとのことが許せないしね」

にこっと微笑むりいこちゃんはやっぱりテレビより可愛い。

「連れてきたよ〜」

「あ、こっ、こっ、こんばんは！」

「「「「こんばんは！」」」」

「こんばんは。あれ？今1番噛んでた君、昨日あった子だよね？なんで緊張してるの？w」

「だ、だって推しです…もん…」

ころ兄、顔赤くて可愛いな。

「じゃあまず自己紹介しますね」

「改めましてころんです。高１です」

「えーさとみです。高３です」

「ななもりです。高2です」

「るぅとです。中3です」

「ジェルです。1人だけ関西弁なんは気にせんといてください。高１です」

「莉犬です！中3です！」

「じゃあ私、いきますね。ゔゔんっ！
初めまして！りいこです！今タレントやってます♪まさとの姉になりますっ
あ、みんな私に敬語使わなくて大丈夫だからねっ」

生りいこちゃんクソ可愛い…。語尾にハート付いてる天使。無理死ぬ。

「じゃあジェルくん。ここまでの説明をお願い」

そう言われてジェル兄は俺たちが施設生まれのこと、3人の性格、弱み。吉坂家にされてた嫌がらせと、姉ちゃんの状況を伝えた。

「はぁ。大変だったね。しっかりと仕返ししようね」

りいこちゃんって熱い人かもしれない。

「それで、私はどうしたらいい？」

「あー。じゃあ、吉坂家について教えてくれないかな？」

「任せてっ！」

ころ兄は慌ててノートと筆箱を取りに行った。