53、星降る夜に･･･ ページ9
貴「･･･眠れない」
時刻は午後11時
就寝時間はとっくに過ぎている
幸村君への罪悪感か･･･
貴「ダメだ･･･」
このままでは眠れないと確信した私は、ベッドから出た
貴「うわぁ、綺麗･･･」
浜辺にやってきた私の目に飛び込んできたのは満天の星空と海面に映った月
少し歩こう･･･
そう思い、踏み出そうとしたとき
予想していなかったことが･･･
幸「こんな時間にどうしたのA?」
貴「っ!!
･･･幸村君」
何でこんなところに!?
今一番顔を合わせたくないのに･･･
幸「･･･少し、歩こうか」
Aは少し躊躇ったが、コクリと頷いた
何でこんなことになっちゃったんだろ･･･
気まずい空気が漂う
幸「そういえばさ、今日跡部と何を話してたんだい?」
いつもと同じ口調で、優しく包むような声･･･
貴「えっ、あー。明後日、合宿最終日でしょ?それで、レク大会しようってことになってね。その打ち合わせというか、相談というか･･･」
幸「そうなんだ」
それを聞いてホッとする幸村
一方Aは罪悪感に押しつぶされそうだった
謝ろう･･･
でも、なんて謝ればいいの?
そんなことをガラにもなく考えていた
ふにっ･･･
貴「うにゃ!!」
気づけば幸村君が前にいて、頬を引っ張られていた
貴「ゆひむぁくー、にゃにひゅるにょー!!」
幸「ふふっ、ごめんすっごく暗い顔してたからつい(笑」
手が離れると、その部分を自身の手でおさえる
貴「もうっ!」
そんなことを口にしているけれど、頬は何故か緩んでて･･･
胸はトクントクンと鳴っていて･･･
目を、合わせられないよぉ･･･
幸「クスッ)やっぱりAはそうやって笑ってる方がいいね･･･。」
貴「え･･･?」
幸「暗い顔は似合わないよ･･･」
それって･･･
その言葉は、まるでっ･･･
私が一番苦しんだ時期を知っているかのよう･･･
幸「やっぱり君は笑っているときが一番素敵だよ、だからどんな時でも笑ってて･･･」
私の頬にそっと触れながら、幸村君は言った
でも私はその行為に言葉に、赤面などしなかった
私の頭に過ったのは夕暮れの校庭で読んだ一通の手紙
貴「ねぇ、あの日私に手紙をくれたのは幸村君だったの･･･?」
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舞華☆(プロフ) - 夏目さん» コメありです＾＾そんな風に言ってもらえてすっごく嬉しいです!ありがとうございます!! (2015年8月9日 16時) (
レス) id: 44e17365ba (このIDを非表示/違反報告)
夏目 - とても面白くていい小説なので、とっても気に入っています。(^∀^) (2015年8月7日 23時) (レス) id: c924f7ba76 (このIDを非表示/違反報告)
舞華☆(プロフ) - 苺クリームさん» 遅くなってすみません>< 立海いいですよね!!今度お邪魔しに行きますね＾＾ (2015年3月4日 0時) (レス) id: 44e17365ba (このIDを非表示/違反報告)
舞華☆(プロフ) - AO空♪さん» 遅くなってすみません>< コメありです!!更新頑張ります＾＾ (2015年3月4日 0時) (レス) id: 44e17365ba (このIDを非表示/違反報告)
苺クリーム(プロフ) - 面白いです〜( *´艸｀)私立海が一番好きでして…(*ﾉωﾉ)自分の作品でも叫んでおります(( 更新がんばってください(^^♪ (2015年2月18日 21時) (レス) id: eb226b9815 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞華☆ | 作者ホームページ：http://id28.fm-p.jp/262/mydream415/
作成日時：2014年6月13日 23時
